川面に落ちる光りは、懐かしいような、切ないような灯火
暗い川面に、ビルの灯り 車の通り過ぎる音、人の話し声、ふっと、それらが途切れた時、かすかに水の流れる音がする。
サラサラと静かに流れる川に、色彩々のランタンが揺れる
堂島川に架かる、水晶橋 上を通るのは阪神高速道路
昼間は賑やかな都会の顔が、夜は思いのほか、暗く静かだ。
マンションの窓から、こぼれる灯り ビルの一角の灯火、ああ、人がいる。
あの窓の灯りの数だけ、人生が有るのだ、そして、喜びも悲しみもあの灯りの数だけあるのだ。
遠い、あの日の記憶がよみがえる夜