心の万華鏡  

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2006年 06月 11日

水無月の手紙

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お元気ですか あなた
雨の季節には あなたを思い出します
まるで雨の精のように ひっそりとたたずんでおいででしたね

小さな 水の玉があなたを優しくつつんでいました

霧のように 風のように あなたの 存在が 広がっていました

ひっそりと しかし 強く あなたはそこにいらっしゃいました

まわりはあまりにも静かで 少し恐いくらいのようでした

あなたの瞳は何を見ていたのでしょうか

あなたの命である 透明の水が 飽きもせずに落ちてくる あの遠い空の向こうを見ていたのでしょうか

水無月のころはあなたを思い出します


シトシトと細かい雨の降る頃は なぜか手紙を書きたくなります
机の上に広げた紙も、こころなしか、少し湿っているようで優しい気持ちになります
雨の日のお手紙、一枚如何ですか?
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by hanarenge | 2006-06-11 23:55 | 小さな童話


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