心の万華鏡  

hanarenge.exblog.jp
ブログトップ
2011年 10月 07日

1300年前の木の物語

昨夜 録画しておいた BS番組の 「たけしアート☆ビート 小川三夫」を観た

宮大工棟梁 小川三夫氏は 法隆寺の鬼と言われた 宮大工の西岡常一の唯一の内弟子として 西岡常一の元で 修練された人である

その小川さんが 言うのは 1300年前の木の癖を理解すると言うか 1300年前の木の話を聞くと言うのだ。
もちろん木は喋ってくれないし 1300年前の建物も 修理を経ている 

解体した時 その 木を通して 当時の宮大工の声をを読み取ると言っていた

天平時代の尺と 今の尺は 長さが違うのだそうだ 今の尺度は303ミリくらい

薬師寺東塔に使われている天平尺は296ミリ 法隆寺は高麗尺で355ミリと言う事だ
天皇が代わると尺も代わったのだとか 

それを 割り出すためには一年かかったと言う
薬師寺の西塔再建時には東塔のあらゆる所を計ったそうだ
そして割り切れる数字でこうだろうと推察するのだとか 

当時28歳だった 小川さんは こうした工程の中で 天平時代の宮大工の声を確かに聞き取っていったのだと思った


1000年と言う遥かな時空を 日本の建築は その時代時代の名工の手に寄って修理され 次への世代に伝える『声』を密かに内包して そこに建って来たのだと 蓮花草もぼやけている頭で理解した

その伝えたい事を読み取れる宮大工でなければと小川さんは言う
そして 私も1000年後の宮大工に伝えたいと小川さんは言う

天平時代は 今のような便利な道具はなかったし 第一ノコギリさへなかったと言う事だ
割るか 叩き切るか 削ぐか どんな手段で あの美しい建物を建てたのだろう
東大寺 法隆寺 薬師寺 唐招提寺金堂等々 木組み一つ見ても本当に美しい
何十mもある 心柱をどうやって建てたのだろうか 想像は果てなく広がった

東大寺転害門の4本の柱 その一番南の柱は南面が ふしこぶだらけだが それは 常に日に照らされて伸びた枝を叩き切って建てているそうで しかも 南面で常に日に照らされる事を考慮してそれを当てているそうだ
私も転害門に行ってみようと思う

寺院や塔を拝観する時 今までは 仏像などに興味を持って拝観していたけれど もっと建物を観察しようと思った
一日中 法隆寺の木を見ているのだって楽しいかも

法隆寺へ行こう 千三百年前の味や大工棟梁に出会う旅に 小川さんが解説している法隆寺の木の話があります 面白いですよぉ!!

もう一つ一生を木と過ごす 宮大工小川三夫さんの人論 仕事論です
[PR]

by hanarenge | 2011-10-07 22:06 | 心模様


<< カルボナーラの覚悟      彼岸花 3 万葉の森 >>