法堂の見学の後は 明智光秀の浴室の見学です ずっと何故 光秀の浴室??かと 妙心寺に来る度に気になっていたんですけれど・・・・
信長を本能寺で討った光秀は 叔父(ちょっとうろ覚えです)である妙心寺の僧侶を頼って赴いたのですが (敗戦濃厚のため)自害するつもりであった事を悟られ ここで果てる事はまかりならんと言われました
何故ならば 寺全体を血で汚す事になるからです
そうして光秀は 山崎の戦いにも破れ伏見で命を落としたのです
主君を討った大謀反人の光秀を公に弔う事は出来ず この浴室を建てて密かにその菩提を弔ったと言う謂れです
その後は 境内をぶらぶらしながら 退蔵院に
昭和の小堀遠州と言われる 中根金作氏の設計の名園 余香苑です
水音が高く響く中 東屋や椅子も有って 静かに庭を眺める事も出来ます
上の方にも庭が有って 蓮の鉢が並んでいました 鳥の声が聞こえて来ます
藤棚の緑が あまりにも美しかったので 見とれてしまいました
退蔵院の沙羅はまだ咲いていません
余香苑の石庭で 風が運んだのでしょうか (見事な枝垂れの桜が植わっています)
退蔵院ももちろんお墓がございます 日当りも良く こじんまりとした素敵なお墓でした
そこに掲げられていたのは 西条八十の この文章
妙心寺の南の総門をくぐった所から この広い境内は生活道路でもあります
自転車に乗った人や時には 車も通ります
すっかり晴れました さあ!帰りましょう!
長い間ご覧頂いてありがとうございました。