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2016年 08月 18日

きみに読む物語(The Notebook)

古い映画で恐縮・・・・・と言っても2004年なのですが。

もう随分と前のような気がします 何故なのかな?????

こう言う私だって映画館で観たのではなく、昨年、イマジカかザ・シネマで録画しておいたのですけれど。

マディソン郡の橋を超えたと言う記憶もあるこの映画 ラヴストーリーとしては良くある話の展開と言えばそれまでですが、これがしみじみと心に訴えるのです

観ている途中から涙がでます そしてクライマックスは・・・・・・・・

珍しく?しつこいくらいあらすじ & ネタばれしてます。 悪しからず。

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黒いノートブックに書かれた恋の物語    年月と共に過ぎていった、過去の恋物語

その話を老人ホームにいる男性が女性に 読み聞かせている。女性は記憶障害があるようだ。

1940年代 アメリカの南部シーブルックと言う田舎町で始った夏の恋

街の製材所で働くノアは、チャールストンから家族と共に夏期休暇にやって来た アリーに一目惚れ 

アリーは裕福な家庭に育ったお嬢さん ノアは貧しい田舎の青年

到底交わる事のない筈だった二人は、シーブルックの祭りの夜に出会った。
強引なノアのデートの申し込みにあきれ果てるアリー。

でも、ノアは諦めない、持つべきものは友人だ。
ある夜、ノアの友人のフィンとその彼女が映画に行く事にして、フィンの彼女がアリーを誘い出してくれたのだ。

映画が終わって、二人は歩いて帰る事にする。道々二人は色々な話をする。それはアリーに取って新鮮な驚きも伴った。
路上で伴奏も無しに踊ったダンス。ノアのユーモア。
アリーのノアへの印象が変わり その夜から恋に落ちたのだ。

若い二人は何をするのも何処へ行くのも一緒 毎日が楽しくてたまらない。喧嘩もするがそれだってすぐに仲直りだ。

向日葵を思わせるような、溌剌としたアニー 純朴な瞳の好青年のノア

この二人の、明るく溌剌とした演技はとても気持ちがいい。

ますます離れがたくなる二人だが、アリーの両親は内心快く思っていない。育った環境も受けた教育も全く違う二人

アリーはこれからニューヨークの一流の大学に進学するのだ、ノアには何が有る?

とうとう有る夜、ノアとアリーは気持ちが抑えられずに、古い農園の廃屋で互いを確かめ合おうとするのだが・・・・

アリーは初めての事に(ノアも初めてです)心配と期待と恥ずかしさが入り交じって、喋りっぱなし。


ノアはそっと言うのです 愛している 知ってた?アリーも私も愛していると 

このとき、ノアが凄く嬉しそうな顔でアリーを見つめなおすのです。そこがとてもいい感じでした。

とうとう結ばれるかと言う時に、フィンが急を知らせに・・・・・

夜中の2時にもなるのに帰らないアリーを心配した両親が警察にアリーの捜索願を出シタとの事。フィンの知らせに車に飛び乗る二人

慌てて帰ったアリーの家で、ノアは僕が悪いのですと父親に言うのだが、君はそこに座っていてくれと言われてしまう

一人残されたノア

奥で母親と言い争うアリーの声がする。

愛しているのと言うアリーに、ノアは良い青年だわ、でもね、クズよ!(trashと言う表現を使う)貧しい彼と一緒になって彼の家で薄汚れた子供を何人も産むのかと。

(このお母さんの言い方には私もぎょっとした)

アリーは泣きながら言う、彼は貧しいし洗練されていないし、教養もない(だけどそれが何よ)私はノアを愛している

これらの言葉をノアは部屋の外ですっかり聞いている、ああ!何と残酷な言葉 しかし、それは本当の事なのだ。

アリーの前途は洋々としているが、ノアには何も無い ノアはこの先も製材所で勤めるしかない。

(これは、つまり、両親がわざとノアに聞こえるようにしたのだろうか?面と向ってはとても言え無い、ノアよ解ってくれと言う事?)
とてつもなく残酷で失礼だと思うが、それだけ必死なのだろう

身分違いと言う言葉が、現在よりも、もっと切実だった時代だ。ノアは涙を隠して家から出て行く。

帰ると言うノアに必死で誤るアリー でもノアは考えさせてくれと言う 僕は何の贅沢もさせてやれない、一生貧しいままだ
ここに残ると言うアリーに可能性を潰すなと言うノア ニューヨークに一緒に来てと言うアリー 何をする?と言うノア
側にいてとアリー 戸惑うノア 現実無理なのは解っているが、アリーの必死の気持ちだ
今夜決めなくても夏の終わりまで待とう うまく行きっこない 
何故?何故?私と別れると言うのね!?
なら、夏の終わりまで待たなくても、今、ここで別れましょう!私から言うわ!!
ほとんど窒息せんばかりに混乱したアリーはノアに食ってかかる。私に触らないで!大嫌いよ!

この時のアリーは、暴れまくると言う感じでした、ノアの頭と言わず顔と言わず、平手打ちにして、It's  over!!と何回も叫びます

大げんかになって、ノアは帰ってしまう。アリーはとんでもない事を言ったと呆然として見送るしか無かった。

明くる朝、アリーの両親は荒療治に出た、有無を言わさずバカンスを切り上げて家に帰るのだ。
(このままだと止められない、両親はアリーが本気なのを畏れたのだ)

アリーは、泣きながら製材所に駆けつける。しかしノアはいない、やむなくフィンに[昨夜は悪かった、今もノアを愛していると伝えて]と頼むのだが、フィンは言う『もう終わったんだ、ノアをそっとしておいてやってくれ、ノアは落ち込んでいるけど解っているさ』と。
戻って来たノアはフィンからアリーの事を聞いて、慌ててアリーの家に駆けつけるが、もう門は堅く閉じられて誰の姿も無かった。
その頃アリーは、走る車の窓からシーブルックの町中を見ていた。
あの通りもこの角にもノアとの思い出が有る。きっと、アリーは必死にノアを探したに違いないと思う。

生木を裂くようにして別れさせられた二人、ノアは一年間欠かす事無く、毎日アリーに手紙を書く。
>別れた事を後悔している、今でも愛している、会って欲しい、その為なら何処へでも行く。
しかし返事は一通も来なかった。

何故なら、アリーはノアの手紙を毎日待っていたのだが、母親がアリーに見せずに処分していたのだ。(これにはbitch!と怒鳴りたくなった私です)
やがて一年。。。。最後の手紙を出したノアは、新しい生活を始める決心をしてフィンと共にアトランタで働くのだが。

大きな誤解をお互いに持ったまま、ノアは戦場へ(第二次世界大戦)アリーは大学に進学して。。。。。三年が過ぎた。
でも、まだまだノアを思っているアリー。病院でボランティアをしたアリーには負傷兵は全てノアか、彼の傍らで闘った兵士に思えた。
その時にアリーに自分の怪我が治ったらデートしようと言う若者がいた。アリーは相手にしなかったが・・・・

やがて、ロンと言う南部の大富豪の息子と出会う、そのロンは病院で、ユーモアたっぷりにデートを申し込んだ相手だった。
(まあ、このロンの登場の仕方も粋です。)
そして、二人は恋に落ちる、この恋は両親からしたら全く順当の恋だった。

やがてプロポーズされたアリー、何故かノアの面影が浮かんだ。

両親も反対する理由などない、諸手を上げて賛成だ、もちろんアリーの幸せが1番大事で、その為にはやっぱり釣り合いが取れていなくてはね。

ロンはアリーと同じ階級に属する男なのです。ノアとは全く違っています。
そしてだからこそ、解りやすい男なのだ。
アリーはノアへの恋を封じ込めたと言うか、ロンに恋する事で、これでやっと忘れられると思っただろう。
ノアへの気持ちも思い出も、しっかり封印して丁寧にしまい込んだ筈だ。

一方、復員したノアは父親の勧めであの農園を買い取り、廃屋を立て替える事にしたのだ。
(この父親がまた猛烈に素敵なのだ。ノアを心から愛しているのが強く伝わって来る。)

二人でここに来たあの夜、アリーが、壁は白く、窓は青く、大きなテラスが有るといいと言ったが、その望みどおりに仕上げる事にしたのだ。

建築許可を貰う為にチャールストンに出向いたノアは、何年ぶりかでアリーの姿を見かける。

無理矢理にバスを降りて、追いかけていったノアの視線の向こうには、婚約者と抱き合うアリーの姿があった。
楽しそうに笑うアリー。

もう、ノアのアリーではない。本当に終わった。
ノアの目に涙が浮かんでいるんですよね。
上手いなあと思いました。

その時、ノアの中で何かが壊れたのだ。

そしてノアはあの夜アリーと来たこの家を改築したらアリーが戻って来ると信じ込んだ。実際正気を無くしかけていたのだ。
(この後、カットになったシーンが有って父親がノアに何かアドバイスと言うか、二人の会話が有るのだけれど英語なので解りませ〜〜〜ん涙)

チャールストン始って以来の結婚式になるだろうとの新聞記事を、ドレスを注文した店で友人や母親と読むアリー

その下には、自力で、あの廃屋を美しい家に仕上げたノアの写真が有った

試着したウエディングドレスのままぶっ倒れるアリー。
激しい動揺と共に、しまい込んだ筈の思いが蓋をこじ開けて飛び出したのだと思う。

このまま、結婚は出来ない。無理だ。

ロンにやり残した事の始末をつけてすっきりした気持ちで結婚したいから、シーブルックへ行かせて欲しいと頼むアリー。

ノアはノアで、父親が亡くなり独ぼっちになってしまったせいも有ってか、この家を焼いてしまおうかと真剣に考えたが、最後には売りに出した。

買い手は大勢いたし、高い値段でも売って欲しいと言う人も沢山いた、が、何故かノアには決心がつかなかった。
(新築の家の横の納屋を作業場にして 家具を作っているノア これで生計を立てているのだろうなあ)

ノアには淋しさを紛らす為にベッドを共にする女性がいた。(これはつまリ・・・・・真剣な将来性のある付き合いではない)

彼女は戦争未亡人でお互いに淋しかったのだ。

彼女は口にこそ出さないが、ノアの事を真剣に考えている節が有るのだけれど・・・・

ノアは愛したい気持ちはあるが、俺の愛は枯れてしまったと淋しい目をして、ベッドで彼女に言う。

そして、運命は再び巡り始め・・・・・・

ノアの前に突然アリーが。

アリーは、あなたと家の写真を新聞で見て・・・・会いたくなって。。。。来ちゃった、元気にしてる?と笑顔で聞くのだが(アリーは全身全霊で何気なさを装った筈だ)

ノアは言葉も無くアリーを見つめるばかり。(きっとノアは固まってしまったのだと思う)
当惑したアリーは(私は)バカね……来るのじゃなかったわ・・・・・と車を出そうとするが。。。。エンストだ。

やっと、我に返ったノアが入らないかいと聞くから、家に入り、話し始めるのだ。
あの夏の別れから、お互いに拒絶されたと思い込んでいるからどこかぎこちないが、それでも懐かしさがこみ上げて来る。

婚約者の事を話すアリーを優しく見つめるノア (彼を)愛してる?ええとても愛しているわ
僕たちは友達になったんだね 淋しそうなノア

食事を共にして、あの夜の思い出を話す二人、2人はプラトニックのままだったのだけれどもね
冗談めかしてこの部屋が、あの時の。。。と、大人になった2人だけれど、気まずそうです。(もう取り戻せないのだろうか、失った時間は。。。。。。)

ポーチに出た二人・・・・ノアの詩の朗読を聞くアリー
(知り合って初めて彼の家に行った時もお父さんとノアがポーチにいて、彼はやっぱりホイットマンを読んでいたわ)
アリーは、とうとう言うのです。
本物だったわよね 遠い昔の事だけど。。。。
2人とも、まだ子供で でも本気で愛し合った  見つめ合う2人ですが もう別々の道なのです。

帰ると言うアリーに、明日の朝来られないかい?連れて行きたい所が有るのだけれど言うノアに、来るわと言うアリー。

ホテルに帰ったアリーにロンから電話が入ります ロンは快く送り出したもののやはり心配で電話をして来たのです
心配で電話を百回もしたよ。大丈夫かい?
ええ、元気よ
話す事はないの? ええ、何も無いわ。
愛しているわ 明日電話すると言って、電話を切った後、アリーは複雑なそして何かを思い詰めたような顔をします。


ボートでノアが連れて行ってくれたのは、美しい湖 白鳥が泳ぎ木々が茂り、水は空と森を映して輝いている。

変わったわ、貴方の顔も何もかも。。。。。
君はいい方へ変わったよ

やっぱり何も変わっていない。
あなたはやり遂げたわ。
何を?。
全てよ あの家よ。見事な仕上がりよ。
約束しただろう?

アリーの眼差しがその瞬間変わる 切なさが溢れて来る。

雷が鳴り始め、やがて大つぶての雨が降って来る。ボートで急ぐノア すぐに土砂降りになり二人はぬれねずみになってしまう。
大声で笑うアリーとノア、見つめ合うノアとアリー まるであの遠い昔の夏の日が戻って来たようだ。

桟橋に上がったアリーは何か怒っているようにさっさと歩き出す。

もう我慢出来ない、ハッキリさせたい。

どうしてよ?どうして何の連絡もくれなかったの?私は終わってなかったわ、7年待ったのよ、でも、もう遅いわ!
毎日手紙を書いた 365通 一年間毎日書いたよ 
唖然とするアリー では?では?

愛していた、今もそうだ!ノアが叫ぶように言う。そして情熱的なキス&キス

土砂降りの雨の中で抱き合う二人、もう止められない。ここからが凄かった^^

やっと結ばれた二人、信じられないわ、今まで待ったなんて。(あの夏の夜から)

ノアが付き合っている女性、マーサが朝食を持って訪ねて来る、都合が悪そうなノアに、彼女ねとマーサは言う。
会いたいと言うマーサに当惑するノアだが、アリーが顔を出して自己紹介をして家に入ってと誘うのだ。
夜になってマーサを送って出たノアに、素敵な女性ね、来て良かったわ、私も主人を無くして初めて他の人を真剣に愛せそうよと言って、優しくキスをしてマーサは去って行く。

マーサも素敵な女性だと思った。

また一夜が明けた。目覚めたアリーが見たものは可愛らしい花と、メモ書きと矢印、朝食を買いに出たノアが書き残したのだ
矢印を辿ると、アトリエが有った、キャンバスも絵の具も筆も何もかもがちゃんと揃えられていた。
ノアは、絵を描く事が好きだと言ったアリーを忘れていなかった。アリーの家を作る気持ちでこの農家を改築したのだもの。

裸に毛布をかけただけで絵を描くアリー、そこへ誰かが来た気配。

アリーはきっとノアだと思い、ドアを開けるのだけれど。。。。。。

ママ! そう、お母さんがやって来たのだ。ロンが来ているわ、ノアの事を聞いて心配して来たのよ。
手紙の事を教えてよ、私が何ヶ月も手紙を待って泣いて暮らしていたのに、良くそんなひどい事が出来たわね
私の人生を返してと詰め寄るアリーに、手紙の事は謝るわ、でもね、ある朝目覚めて後悔して欲しくなかったの。
(お母さん、それはあなたのもの凄く独善的な考えで、絶対に間違っている事だよ!と私は責めたかったね)

そしてアリーに身支度させて連れて行った所は。。。。。。採石場の様な所だった、そこで働く1人の男性を指して、昔の彼はとても素敵だったの、そして私たちは、熱烈に恋していたわ。
でもお爺様に大反対されて駆け落ちしたけれど、隣町に着く前に保護されたのよ。25年前の事だわ。

私は時々ここに来て、そして今がどれだけ幸せかを思うの(選ばなかった幸福を)

母親の恋を聞いて驚くアリー、パパを本当に愛しているわと泣く母を抱きしめるアリー

もう彼が誰かも思い出せない。。。。。

環境が違う者同士での、間違った選択はして欲しくないと、現実を見せた母親だけど、結婚生活で悩む事も有っただろう

そして、若い頃の情熱と選択を思い出して、密かにここに来ていたのだろうか。

このエピソードはとても良いと感じた、母親の人物像に深みが出たと思う。

ノアの待つ家に母親と共に帰ってくるアリー 車から降りるアリーを呼び止めて、母親が渡したものは。。。。。。

365通の手紙の束 丁寧に紐を書けられて順番に束ねた手紙 もちろん封は切っていない。

『いい選択をして欲しい』と言う母親に、あのヒステリックさは無い。それだけ言って去って行く母親。

いい選択とは??真当に考えたら?ロンを選べってことか?でも、もしかしたら????????

もしかしてこの母親は、裸で自分の目の前に現れたアリーに喝采しているのかも知れない

口には出さないが、アリー、やっぱりあなたはノアの所にいるべきだと思ったかもね (私的希望的観測 笑)

大事に手紙を持ってノアの所へ来るアリーはロンが心配して町に来ている事をノアに告げる。

やっと受け取ったねと言うノア、

で?どうするのとの問いにアリーは答えられない。

解らない・・・・・

ノアが爆発したように言う、また振り出しか!またか!この2日間は何だったんだ?


夢ではないわ でも無責任だったと言うアリー (おお!!アリー!!あんまりだわ!私は叫びたくなった)

ホテルで婚約者が待っているの 私は指輪と交換に(結婚を)約束したのよ

ノア:これは約束とか愛情の問題じゃない 安定だ  

アリー:何の事?

ノア:金だ!

アリー:あなたなんか大嫌い!!

ノア: 俺だって君が!

アリー;この2日はなんだったの?

ノア;さあね!俺の勘違いだろう

余りの言い方に憤慨して車に向うアリーを追いかけながらノアの言い草は、君は退屈だからここへ来たんだ!!

なんて横柄な奴!!とアリーは怒鳴り返して車のドアを開けるが

俺といてくれとノア 何故よ!!もう喧嘩してるのに!!


こうして、大げんかに発展した2人なのだが。
本当に少年少女だったあの頃から、喧嘩ばっかりなのです、この2人は。でも非常に相手の事を思っていたのですよね〜〜〜〜

それが俺たちだ

ノアは言う 
君と会うたびにケンカばかり、2人は合わないことはわかってる。簡単じゃないんだ。

君は俺をけなし 俺は君をビッチと罵る 99%真実だからね! だけど君は2秒で立ち直りまた嫌みを言い始めるんだ!



2人でうまくやるのはすごく難しい、努力が必要だ。でも僕は努力したい。
(俺たちは98%合わない、でも残りの2%でいい。その2%で合うように努力したい)
ずっと君が欲しいから。2人で一緒にいたいから。

お願いだアリー、将来を思い描いてみて。30年後、40年後誰と一緒にいたい?
もし、それが別のやつ(俺じゃない)なら行けよ! それが君の望みなら俺は耐えていける。

俺もそいつも君の両親も忘れろ!、君自身だ、君はどうしたいんだ?君自身の事だ!

どうしたいんだ!心からのノアの言葉 

アリーは一瞬黙って。。。。。。ノアと見つめ合う。

私は行くわ。(私のテンションがどれだけ下がったかご想像下さい)

ノアは、呆然としたままアリーを見送ったのだ。

もうアリーはぼろぼろだ 泣きながら運転するがすんでの所でトラックと正面から衝突しかける始末。

思い出してノアからの最後の手紙を読むアリー 
;僕たちは本当に終わってしまったんだね でもあの愛は本物だった
もし、どこかで再会したら笑いかけるよ〜〜〜〜〜愛を育んだ夏を思い出す:
最高の愛は魂を自覚させ人を成長させる ハートに火をつけ精神に平安を与える 君がそれをくれた 僕も上げたかった
愛してるよ また会おう ノア


キザですか?

でもね、ノア役のライアン・ゴズリングなら、すんなり胸に落ちてきますよ、上記のアリーに対する台詞だってね。
彼の佇まいがノアそのものと言ってもいいくらいですもの。

青年になってからのノアは、変わりましたねえ、あの可愛らしい純朴な青年から、男らしい魅力と陰のある男に。
でも、アリーに笑うあの目は、あの夏のまんまでした。

ライアン・ゴズリングは上手いですねえ、彼は殺人者とか複雑な役もやるのですが、このノアは本当に上手かったです。
そうそう、大人になってからのノアを先に撮って、10kくらい減量して若い日のノアを撮ったらしいです。
観覧車にぶら下がるシーンは、最後の最後だったとか、落ちたら困るでしょ?

湖面に向って年老いた男女が坐っている。

美しいお話ね、でも淋しい気持ちよ。

男性が言う 不安は解るが心配要らない 永遠なものは何も無い 鈍く老いて冷たくなった体 こんな昔の炎の燃え殻でも
再び燃え上がる

女性があなたの詩?と聞くと いや、ホイットマンだと男性は答える。知ってるわ。そのはずだ 男性は笑って答える。

寒くなったからと2人はホームの部屋にはいるが そこにはキャンドルが灯されて、食事の用意も整えられている。

ワインとジュースで乾杯した後、女性は物語の結末を聞きたがる 誰を選んだの?

ホテルの部屋で婚約者のロンはアリーに語っている
僕の選択肢は3つある 1はノアを撃ち殺すか 2はぶん殴るか 3は君と別れる
どれも最低だ どの道・・・・君を失ってしまう だのに。。。。君を愛している

アリーは 泣きながら 私もよ ただノアといる自分とあなたといる自分が全く別人みたいなの

初恋は忘れられないものだよ
愛している 僕だけの君でいて欲しい ロンは真心こめてアリーにささやく。

解っているわ  私が誰を選ぶべきか・・・・・・

観ている方としては もう気が気ではない気分です。
[アリー あの夏の事を思い出して、あの夏の気持ちのまんま あなたとノアは引き裂かれたのよ。
この2日間は 2人が有るべき姿だったのよ・・・・・・・・・・・・]

無茶と思うけどそう言いたい気分だった。

老男性が言う めでたし めでたしだ

女性は誰がよ?と聞く

そして そうよ、そうだわ。遠い記憶を引き寄せるように呟くのだ。

彼女の目に浮かんだ光景は・・・・・・

ノアがアリーと2晩を過したベッドで寝ている 
アリーは去ってしまった 俺は彼女を2度失ったのだ この喪失にどうやって耐えたらいい?
きっと、孤独な心でそう思っているのだろう。

微かなエンジンの音 飛び起きてテラスから見下ろしたその先には。

小さなトランクを2個、車から降ろすアリーの姿だった。(万歳!私は思わず叫んでいました)

玄関まで迎えるノア アリーは、今度こそ、今度こそ、愛するノアの胸に真っ直ぐ飛び込むのです 

========もう離れない 私はノアと一緒に生きるの=========

しっかりと抱きあったノアとアリー  底抜けに明るい青空が2人を祝福しているようでした。



年老いた女性は言う 思い出した 私たち それ私たちね

アリー ダーリン 抱き合う2人  ノア 心からその名を呼んで アリーは問います。私はどうしたの?

そうなのです この女性はアリーなのです

アリーはアルツハイマーで ノアの事も、ノアとの幸せな結婚生活も 子供たちの事も全て忘れてしまっているのです

でも、この物語を聞くと、こうして遠い記憶が戻ってくるのです。

この黒いノートブックは 記憶が曖昧になりかけた頃、アリーが最愛のノアへ書いたものなのです
初めのページには、この物語を私に聞かせてね そうしたら私はあなたの元へと書いてあるのです

2人は、あの映画の帰りに初めて2人で踊ったようにダンスを始めます。

アリーの頬が涙で濡れます

アリーをずっと愛し続けるノアは、自分も、アリーのいる施設に入って、遠い所に行ってしまったアリーにこの物語を読んで聞かせていたのです

子供たちは元気?ああ。元気だよこの前君に会いに来たよ 孫のノアもね。

愛していると伝えてね 解っているよ 謝っておいてね 何もかも忘れていくアリーが不憫です

こうしてダンスをしていた2人ですが やはりアリーは遠くに行ってしまいました

最愛のノアが誰か解らずパニックになって 鎮静剤を打たれるアリー 怖がるアリー

ノアにはどうする事も出来ません むせび泣くノア 

胸が詰まります。

そして、最後は 心臓発作を起こしたノアがやっと退院して 1人で寝かされているアリーの病室に来ます(狭心症で何回か発作をノアは起こしています)

奇跡的にアリーはノアを覚えていました

2人で寄り添うノアとアリー 
翌朝 様子を見に来たナースの目に入ったのは 手を握り合い寄り添って永遠の眠りについたノアとアリーの姿でした。

このナースは面会謝絶のアリーに会う事をノアに認めてくれたのでした、きっと2人はこのナースに感謝している事でしょう

ありきたりのラヴストーリーが、そうはならなかったのは、更正と監督の手腕 
そして、若きノアとアリーを演じたライアン・ゴズリングとレイチェル・アクダムスの素晴らしい演技
ノアの父親 アリーの母親を演じた役者の素晴らしさ
そして、老人になったノアとアリー役のジェームズ・ガーナーとジーナ・ローランズの見事な演技が有ってこそだと思います。

何回観ても 泣けます この映画は大好きな映画の一つです 元気の無いとき ささくれ立った気分の時 私はこれを観ます

きみに読む物語

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by hanarenge | 2016-08-18 18:59 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)
2016年 08月 12日

レジェンド 狂気の美学

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観ましたわよ トムハ(トム・ハーディを略してこう言うのだそうな)の熱演 
見事でした。一卵性双生児の兄弟を見事に演じ切っていました。



上の写真の左がロン 右がレジーです
1960年代のロンドンで、のし上がっていったマフィアの兄弟です 
実際のクレイ兄弟とは こう言う人です

参考までに ザ クレイズ 冷血の絆 これも1990年の英国映画です

そして、こっちが今回のトム・ハーディのレジェンド 狂気の美学 です

クレイ兄弟は、実際、君臨した年数は短いですが英国では今も人気が有るのだとか。

さて映画です。

落ち着いていて、頭の切れる兄がレジナルド(レジー) 切れたら手がつけられなくなる弟のロナルド(ロン)

トムはちょっと不気味な何を考えているのか、彼の怒りの導火線に触れたら、すぐに発火するロンを、髪型と眼鏡、ちょっと滑舌の悪い口調など、凄く上手く演じていました。
多分口に含み綿をしているのかなあと思いました
兄のレジーは、もう文句無く男前です。スーツもよく似合っています。

ナイトクラブを経営して、セレブや政治家などとも付き合い、成功した実業家に見えるレジー
彼は、自分の車の運転手をしている男の妹、フランシスと出会います。
一目で恋に落ちるレジー
フランシスの母親の猛反対も、何のその、フランシスもレジーに惹かれていきます。
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フランシスといると堅気になれる気がする。。。。。

そうです、レジーは愛するフランシスの願いも有って、裏社会から足を洗おうとするのですが。。。。。

そんなレジーを快く思わないロン
彼は滅茶苦茶な事を言い、破壊的な行動に出ます。

私は、暴れるロンを、レジーを失う怖さと切なさからの行動だと感じました。

ロンはゲイです、そして、それをカミングアウトしています、そんな彼をからかう奴がいて、ロンはそいつらを半殺しにします
この時代、ゲイを公言する事はかなり勇気が入ったと思います

アメリカのマフィアからは、ロンを消せとまで言われます。
それは出来ません、彼は兄弟なのです、弟なのです。

レジーが、警察に捕まって監獄にいる間にロンはナイトクラブを、妙な雰囲気に変えてしまいます。
そして、二人の大げんか、お前などうんざりだ!!

でも。しかし、レジーはロンを切れない、裏社会と手を切ってと言うフランシスの願いも空しい。
フランシスを愛しているレジーだが、やはり裏の世界とは手を切れない。

フランシスが願う事は唯一つ、レジーは真面目になって、私と普通に暮らして欲しい
結婚した時に約束したではないか。

ロンは、フランシスに対して、愛憎半ば?面と向って聞くに耐えないことを言う。
この女のせいで兄貴は俺を捨てようとしている。。。。。(最後になって、認めていたと言うんだけど)

ロンが無茶をやってレジーを見る目が、なんか切ないような感じを受けたのは私だけだろうか
ロンにとっては、レジーとの絆だけが確かなものなのだ。だから切ないのだ。(兄貴を恋人にするわけにはいかないし、そんな事は、はなから考えていないし、レジーに殺される)

大げんかの後で、俺は、こんな見かけだが傷つきやすいのだと言って泣き出したのはロンだ。
レジーが自分を見捨てるなんて考えただけでも泣きたくなるだろう。

レジーはレジーで、フランシスとの約束の事で悩む。

フランシスは、レジーから離れようとする。 とても、とても愛している。と、同時に憎い。

フランシスが切ない。。。。。。




そして、3人に破滅の時がやってくる・・・・・・・・




しかし、しかしだ、惜しむらくは、話の掘り下げが浅い。

レジーはもっと苦悩している筈なのに、それが見えて来ない。あっさり裏社会に戻ってしまう。

せっかく二役を演じているのに、もっと、この兄弟の内面を丁寧に創って欲しかったなあ。。。。。惜しい。


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by hanarenge | 2016-08-12 01:40 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)
2016年 05月 14日

007 スカイフォール

ダニエル・クライグの007に、今更ながらに嵌っちゃった感であります

遅い!遅すぎる!とわめかれそうですが。。。。。。

今までの007は、ちょっと趣味じゃなかったんですもん。

一回くらい、ショーン・コネリーで観たかもなあと言う記憶がうっすらとある程度。

以下感想は、私的独断ですので  笑

話の展開が、私的には、受け入れられないと言うか、バカバカしいと言うか、とにかく、どのボンドもピカピカのツルツル。

紙みたいにしか感じなかった。

それでも、ザ・シネマで、最新バージョンのジェームズ・ボンドを観てみたのだ。

何と!ボンドがとても人間くさく、親近感が沸いたのです。

そしてやっぱり1番好きなのは スカイフォールです。FBにも書いたのですけどね、
007よもう一度と言う事でご勘弁^^:

今回のボンドガールは、この方!ボンドガールと言うよりボンドクイーンだな、最強。

もちろん、従来のボンドガールとの絡みも有りますけど。
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MI-6のボス ボンドのおっかない上司。 こんな仲良しの場面は映画には無いけど、気持ちはこうね^^

心から信頼して尊敬もして、おまけに甘えちゃってる。

女王陛下と言うより(もちろん陛下も大事だけど)Mに忠誠を誓っちゃってる感じのボンド

私はM役のジュディ・デンチが好きだから、彼女がいっぱい出てるのが嬉しい。

トルコで敵側の傭兵パトリスを追うボンドと新人エージェントのイヴ ここの追撃はお約束のアクションね。
走行中の列車の上で、ボンドはパトリスと闘うのだが、もうすぐトンネルに入ってしまうと言う所。

Mはイヴに狙撃命令。ボンドに当たると躊躇するイヴに何をしているの!撃て!。

撃ったら、やっぱり、ボンドに。川に落ちて行くボンド。英国では死亡扱い。

南国で酒浸りのボンド。これは一種のトラウマやな。(それでもしっかり美女調達してるしっW) 

Mが僕を撃てと命令した・・・・・・

通常の指示だと頭では解っていても、何か淋しい、何か空しい、何か辛い 

戻ってなんかやるもんか。

所が本国ではえらい事件になってる!MI-6の本部は爆破、Mは潜入諜報員の身元が敵側にバレて(パトリスが奪ったデータ)
窮地に立たされている。

放ってなんか置けるかと、戻って来たボンド 本部ではなくMの家に忍び込むのだ。Mが怒る事も承知の上。
怒られてもいいのだ。いやボンドは多分怒って欲しいのだ。

撃てと命令したと言うボンドに当たり前やというM どうしても言いたかったボンド 職場でなく個人的に。

あんた、復帰するのだったらテスト受けなさいよと言われて、受けたテスト。
弾は当たらないし、体力は低下 心理テストも散々。(泣)

Mから何を連想すると聞かれて、Mが見ているのを承知の上で、これ見よがしにクソババアと言うボンド。
タナーやマロリーがいっせいにMを見る所が良かった^^
スカイフォールは?と聞かれて怒っちゃったボンドです。

結果は散々。でも合格。

これはMが嘘をついて合格したと周囲に言うのだ。親心?Mは、優等生ではない駄々っ子のようなボンドをかっている、信頼してる、期待しているのだ。お気に入りなんですよ、ちっとも優しくないけど。

大事な現場に出すMの気持ちに答えるべく頑張るボンド 事件の全容が見えて来る。

これは個人的な恨み Mに対してもう愛憎入り乱れて、屈折して、して、捻曲がった
かつての優秀な部下。
そいつが引き起こした事件なのだ。

これは光と陰、もう1人のボンドの姿だ。

Mと二人のボンド、きゃー!今までこんな複雑な心理の007ありました????。

こいつがハビエルさん演じるシルヴァです。怪演です。存在感がすごい!!

ボンドは、手掛りを追ってマカオから軍艦島まで。(これ映画上では長崎ではなく、マカオ近くのどっかの無人島ってこと)

色々あって取っ捕まえて本部に連行、Mに対して、恨みつらみをぶちまけるシルヴァ。Mは冷たく突き放す。
あんたの名前なんて忘れたわ。

所が、ボンドに言うのです、彼の本名はこれこれ、とても優秀だった、でも通常業務を超えて中国のサーバーをハッキングしたの、だから通報したのよ、彼1人で6人の諜報員と引き換えた。

シルヴァが何故こんな事をしたのかは一切説明無し。
でも、シルヴァはMにもう一歩認めてもらいたかったのかもね=これ私的想像。

Qが解読に係ったシルヴァのPCが罠だった、あっけなくハッチが全て開放されシルヴァは逃亡。

捕まったのも全てシルヴァの計略なのだ。

追うボンド、逃げるシルヴァ、ここでもお約束の派手なアクション。標的はMだ!!

Mは会議と言うか査問会みたいな所に行って質問攻めにされている。

そこへなだれ込むシルヴァ一味、必死に駆けつけるボンド。

派手に銃撃戦が始まり、間一髪でMとタナーは外へ。
表に留めてある公用車にMを乗せて自分も乗り込もうとするタナーの目の前で急発進、あっけに取られるタナー。置いてきぼりかよ〜〜〜。

ボンドがMをさらった!!??何処へ行くのよ ボンドの愛車、アストンマーティンに乗換える二人 
まあ目立たない車ね 皮肉や〜〜〜
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乗り心地が悪い車ね!ボンド=黙って赤いボタンを見せる。M=座席ごと吹っ飛ばしたらどう?

こうして二人の逃避行は始るのだ、私は囮やな?まあ、そんなとこでもありますって感じの嬉しそうなボンド。

これって何て楽しい会話かしら。

ボンドがMを連れて行った所は、スコットランド (ここは連れて行ったと書きたい、私。 笑)

(あなたに僕の生まれた所を見せたい・・・・・・♡ 私的妄想)

荒涼とした景色の中に建つ 石造りの邸宅
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こここそ、スカイフォール ボンドの「我が家」です。

屋敷の管理人のキンケイドと三人で、シルヴァを迎え撃つべく、色々な武器を手づくりする。

私は、この過程で、Mがボンドにー貴方の本当の母親は私よ と、言うのではなかろうかと錯覚したほど、家庭的な雰囲気のボンドとM キンケイドを感じた。

結局そんな告白はなく、事実ママでもないのだけどね。心情的にはねえ・・・・・

ー孤児はスパイに仕立てやすい・・・・・いつだったかMがボンドに言った言葉を思い出した。

ージルヴァも、ボンドと同様に孤児だったか、あっても親は無きに等しかっただろう。

(愛情に飢えた子供は、指導者の「」に応えようとするのだ・・・・)

ここで初めてMが、普通の女性に見えた。ボンドはそんなMを全力で守ろうとしている・・・・・

殴り込みをかけて来るシルヴァ一味

そこからは、もうお約束のアクションの連続

ボンドの指示で、秘密の抜け穴を通って、離れた教会まで逃げるMとキンケイド

ボンドも屋敷を吹っ飛ばす仕掛けをして、抜け穴へ。最後に言う言葉が『僕はここはあんまり好きじゃなかったんだ』

シルヴァは、チラチラ動く懐中電灯の灯りを見て、Mがあの教会にいると確信。

ボンドを部下にまかせ、Mを追う。

もう一歩だ、もう一歩でMを殺せる。

Mに銃を突きつけるが・・・・・・

Mを抱きしめて俺と一緒に死んでくれ、俺をあんたと一緒に撃ってくれ。

この歪んだ愛 吐き気がするけど、必死の思い。Mと死ぬ為にシルヴァは生きて来たのだ。恐ろしい愛。

背中に突き刺さる痛み!!!!ボンドがナイフを投げて、シルヴァは崩れ落ちる。

Mも崩れ落ちる。慌て駆け寄るボンド。Mは屋敷での撃ち合いの最中に脇腹に銃傷を負っていたのだ。

逃げるのはもう無理ね。 僕がついています。

ボンドの腕の中で、私は一つだけ正しかったと言い残して息絶えるM

正しかった事は、ボンドを信じた事、ボンドをスパイとして育てた事、私の目に狂いはなかった。

この後、Mを両腕に抱いて、涙を流すボンド、そして額にキスするボンド。

こんなボンドが有った?今まで有った????キスはいっぱいしたけど泣いたのはこれが初めて。

しびれたね!

Mはボンドの中で「永遠」になったんだ。

新しいMの元で、ボンドの007としての仕事が新たに始まる。

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by hanarenge | 2016-05-14 10:28 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(2)
2016年 05月 04日

閑話休題 リチャード・アーミティッジの事

オフ会はちょっとお休み

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ルーカス!泣く子も黙る?はず ルーカス・ノースですよ

誰やって?Mi-5の凄腕諜報員 英国機密諜報部ですよ
 
6課と5課があってね、別名 Spooks
ま、名前も顔も存在しないくらい秘密になっているから、幽霊なんて言われているのね、諜報員は。

で、このルーカスを演じているのが、リチャード・アーミティッジなんです。
英国と言うかアメリカでも人気↑ですが、日本では何故か余り話題にならない。
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ドワーフ王子と言った方が通りが良いかもね。

私はSpooksにはまって、徹夜までして、フールーに張りついていたんです。

と言っても、ルーカスではない!
ハリー・ピアースの大ファンだったんですけどね。
好きが高じて、ハリー&ルースをどうにかしたいと分家のブログを書き始めたくらいだったのですって
自慢すなーーーーー
で、このアーミティッジさんが
主役の 反撃のレスキュー・ミッション なるものが、イマジカでオンエア中なんです

何でも、英国男優月間だか週間だかで特集らしくて、北と南もビデオ作品で上がってます
北と南 参考まで貼ります


      英国機密諜報部 Mi-5も貼ります
もっとも日本ではあんまし話題に上りません 
これはね、アメリカみたく派手じゃないからで、ストーリーとしてはとっても面白いと私は思うのですけれどね
私のFBのページに分家のブログのアドレス書いてますので、良かったら見てやってね^^宣伝

久しぶりにアーミティッジさんを見たら、思い出したと言う訳です
ルーカスは道に迷ったような可哀想な男だったのです
レスキュー・ミッションで演じる、ジョン・ポーターもどこか淋しげで悲しげな男なのです
アーミティッジさんの弾ける笑顔も見てみたいものです


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by hanarenge | 2016-05-04 00:04 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)
2016年 03月 22日

私が泣くとき

私が泣くとき 

泣くときなんて、沢山あるじゃない 人生は涙の海だ  誰かが言っていた?

いやいや、人生は涙の海でもだ、泣くときと、タイトルつけた限りは泣く事を書かなくっちゃね。

もちろん、Elvisの事でも泣ける まだ書いてないけど、ディクシーの言葉には胸にぐっと来るものがある。

それはこの次の記事まで取っておこう。

泣いた赤鬼  
濱田廣介のあの童話。

これはジンと来るとかそう言うものではない、読み進んで青鬼が赤鬼に手紙を書いて、それを赤鬼が読む下り。
親友は去って行った。そしてもう二度と会う事はないのだ、
あの下りで、私はいつも涙腺が崩壊するのだ。ほとんど号泣と言ってもよい。

幸福な王子          
オスカー・ワイルドの短編小説 私はこれを、アンデルセンの童話だと思い込んでいた時期が有る。
南に渡り損ねたツバメと王子のお話 像であるけれど王子には魂が有って、町の貧しい人々の事を思って心を痛めていた。
ツバメはそんな王子の手伝いをする
絵本を読んでいても、涙で声が曇る 息絶えるツバメと王子 町の裕福な人々の醜さ やっぱり私の涙腺は崩壊する。

そして、今日の本題は・・・・・・・

マディソン郡の橋

小説はベストセラーになり、映画はメリル・ストリープとクリント・イーストウッド(主演と監督)で、やっぱり大ヒットした。
ここでくだくだストーリーを書いても退屈でしょう

そして、この物語を絶賛する人と、つまらない、くだらないと切って捨てる人に、物の見事に別れている。

これは、大人の純愛物語り、究極のラブストーリー

これはお子様では解らない。

まあ、好き嫌いは有って当然だし、自由だ。

私は何年も前にこれを観た、そしてイマジカか、ザ・シネマでに上がっていたのを、去年録画していたのだがそれをやっと観た。

それと合わせて、iTunesで原作を買ってiPadにも入れたのを読んで。。。。。。。

フランチェスカ(メリル・ストリープ)にロバート(クリント・イーストウッド)が、一度だけ書いた手紙を読んで、またまた涙腺が崩壊してしまった。

もちろん映画もそうだ。

イーストウッドの(彼はこのときもう65才だ)少年のような眼差し (何?それ?なんて言わないでよね)
フランチェスカのキッチンで、彼がフランチェスカを見るあの眼差し。
フランチェスカのロバートを見上げる、あの目。言葉などいらない、眼差しが全てだ。

雨の中で、車の中にいるフランチェスカと、あの雨の中に立ち尽くすロバート。
少しだけかわす微笑み。もう二度と逢えない、逢う事は叶わない。

フランチェスカと夫の乗った車の前に、ロバートのトラックがある。
ロバートは、ペンダントをミラーに掛ける。
フランチェスカはそれを見る。ペンダントは揺れている。 涙をすかして目を凝らすのだ。
ロバートの気持ちが痛いほど伝わって来る
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フランチェスカの右手が車のドアにかかる、このドアを開けて!!このドアを開けて彼の元に走って行くのよ!!

やがて信号が変わり、何も知らない夫のリチャードはクラクションを鳴らす。
フランチェスカは思い出す、私の責任、夫と子供たちへの責任 それは投げ捨ててはいけないものなのだ。

やがて、ロバートの車は左へと去って行く。

行けないと言った私が悪いの でも、何故行けないのか説明させて。もう一度教えて、何故私が行くべきなのか。

お互いがお互いに逢う為に生まれて今日まで生きて来たのだ、私が写真を撮っているのは、フランチェスカ、君に会う為だったのだ。
もうずっと、遥か昔、私はどこか高い所から落ちたのだ、それはフランチェスカ、君に会う為だ、君に向って落ち続けたのだ。

そしてロバートはフランチェスカの視界から消えた。

もう二度と逢えないのだ。お互いを思いながらずっと生きて行くのだ。

でも、フランチェスカは、その時は解らなかった、ロバートの言った事が。
それは、後から解ったのだ、彼の言った事は正しかった。もしあの時それを理解していたら私は行っていただろう。

フランチェスカは、農場に残り、今まで通り善き妻、善き母であった。
ロバートとの4日が無かったら、私は農場で生きて行けなかっただろう。

長い年月が過ぎ去り、リチャードは、お前には夢が有ったのだろう しかしその夢を与えてやれなかった、すまないと言って先に逝ってしまった。
リチャードは、ロバートとは違う、絶対に違う、決定的に違う。
しかし彼もフランチェスカを愛している。それは彼女が一番良く知っている。
だから、彼女は彼に責任があるのだ。

もしかしたら彼は・・・・・・ある時期に知ってしまったのかもしれないし、そうではなかったのかも知れない。

フランチェスカはロバートの死を知る、そして彼の思いを改めて知るのだ。それはフランチェスカと同じように揺るぎない思いだ。

あの橋の袂に、ロバートの遺灰はまかれたのだ、彼の遺言に寄って。
そして、フランチェスカもまた灰になって、橋の袂にまかれた。(私は家族に自分を捧げました、残の身はロバートに捧げたいのです)


アイオワの、遠く過ぎた暑い夏の4日間の物語である。


余談ですけど、これは初めはハッピーエンドの映画となるように脚本が書かれたらしい。
しかし、それは気に入らないと言う事で、監督がクリント・イーストウッドに変わった。
彼はこの映画は原作通りでないといけないと思っていたそうだ。

これがハッピーエンドだったら・・・・・いやいや、後味はさっぱり良くないだろう。何も残らない映画になる。
私の涙腺も崩壊しなかったし、本も買おうと思わないし記事も書かないね、きっと。

そして、ロバート・キンケイドは、彼の友人たちが言うにはクリント・イーストウッドそのものだった。
彼にとても良く似ていたのだ、考え方も物腰もね。
今までは違う人を演じたけれど、今度は自分自身だったとクリントは言ったらしい。
(彼の友人たちとは、クリント・イーストウッドの友人たちと言うことです。ロバート・キンケイドは小説の中だけの人物です)

監督となったイーストウッドが指名した相手は、メリル・ストリプープ1人だった。彼女でなくてはならない。
このイーストウッドのセンスは素晴らしいと思う。

そして、最後の雨のシーン、あの時はメリルの演技を見ながら、彼女をロバートの元に行かせてやりたいと共演者やスタッフ、監督、皆で泣いたそうだ。

メリル・ストリープは、映画の後半ではもうずっと泣きっぱなしで、氷で目を冷やしながらの撮影だったそうです。

当然の事ながら、イーストウッドは、この撮影を物語の初めからストーリーを追って撮ったとか。これは大正解。

あのキッチンでのダンスとキスの名シーン、イーストウッドはメリルの背中越しに指示を出していたとか ちょっと笑いました。

そして、ロバートがキッチンで男泣きに泣くシーン、みんな(メリルやスタッフ、共演者)が、イーストウッドの名シーンだと言ったのですが、結局このシーンをカットするようにクリントは指示したらしい。
見たかったなあ!!!!!。


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by hanarenge | 2016-03-22 22:53 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(2)
2016年 01月 19日

第一容疑者 (Prime Suspect)

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ヘレン・ミレンは私の好きな女優だ
その彼女が主役の「第一容疑者」
ヘレン・ミレンはジェーン・テニスン警視を演っている
はじめて観たのは2012年にANXミステリーで。
第一容疑者 こちらWikiです
以下 2012年に映画の方の私のブログに書いた記事を加筆転載します。

突然何故かと言いますと イマジカで、ついこの前から、何度目かの再放送が始ったのだ。
そうするとまた記事にしたくなった。


1991年に始まった人気脚本家リンダ・ラ・プラントの原案に基づく英国のドラマシリーズとWikiにも有る通り。

メリル・ストリープがテニスンを演じたいと希望したそうだけど立ち消えになったとか。良かったと思う。
私は彼女も嫌いではないが、テニスン警視は、絶対にヘレン・ミレンで無くてはならないと思っている。

このドラマの素晴らしい所は、非常に丁寧かつ緻密に作り込んである所だ。
内容はとても暗いし重い、性暴力有り 幼児虐待あり、快楽殺人有り 映像だって綺麗事や格好いい映像では済まない。
観ているのが辛くなるほどの物をぶつけて来る
では、何故観るのか?
答えは簡単、非常に面白く、また、登場人物も素晴らしいからだ。(犯人も含めてと言うか、犯人がまた素晴らしい)

アホみたいな日本やアメリカなどのサスペンス??(何処がよ?そんなもんあるのか?)ドラマとか犯罪物のドラマなんか、これを観て一からやり直せよって感じなのだ。おまけに(日本のタレント紛いの演る刑事物なんか、ゴミ以下だ)と思う。

テニスン警視は、ハンサムウーマンだ。
良い所ばっかりではない、押しもあくも強いし、頑固だし、冷徹だし、必要とあらば、どんどんと手を伸ばしてくる所もある

ワーカーホリックで(事は殺人事件だから、おまけに自分で納得しないと気が済まない)寝る間も惜しんで書類の山に埋もれているか電話で怒鳴っている(これは、彼女の恋人の談=僕たちの時間はどこに行った??と言うことだな)

しかし、それくらいでないと殺人課のチーフは勤まらない。ここの男たちの結束と来たらもの凄い、超保守的だ。
ここでチーフを務めていた刑事(もちろん男)が死ぬのだ
そこで、チーフになった彼女。もちろん自分から売り込んだのだ。待っていては、やりたい仕事はやっては来ないもの。
当然風当たりは強い、それどころか皆でバカにしている。

能力を活かす場を与えられずにくすぶっていたジェーン・テニスンは、若い女性の絞殺事件の捜査を指揮していた同僚が心臓発作で倒れたことをきっかけに、殺人課の事件を引き継ぐことになる。しかし、引き継いだのも束の間、男性ばかりの捜査班のメンバー達から「女に捜査の指揮ができるわけがない」と露骨に不満を漏らされて、ことごとく対立してしまう。それでもテニスンは、男性に媚びることなく、持ち前の粘り強い捜査、見落としがちな捜査の盲点を見抜き、逆境にありながらも自身の姿勢を貫き通していく ANXより抜粋


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これが 第一話の『連鎖』です 
殺人課の部下は男ばかり、女がチーフなんてこけにされたと思っている
 陰でおばさんなんてよんでいる


これは、私の想像だけど
警察官=お巡りさんと言うポジションから始まった彼女の警官人生
就職した時期は若く可愛い新人さんが軽い違反事故なんか扱って、その内恋愛して結婚して退職 そんなコースが一般的だった頃かな 男社会に置いて女は可愛く弱く守ってやらなければって感じ?
裏を返せば 男の縄張りには立ち入るなって所か

退職しないで警察で仕事をしていく彼女は肩肘はって男と張り合わなけりゃ仕方が無かった だって圧倒的に不利だったから理由?女だから 悔しいよね 能力とか実力で負けるんなら納得はできるけど ただ女だからってことで爪弾き???。
強気で行くしかない だからまた爪弾き

彼女のキャリアは闘いの連続でした 署内のお偉方 同僚 自分の部下たちとも そして自分とも。
一歩一歩 闘って手に入れたのです 

イマジカ 第一容疑者
それに、テニスン警視はアメリカドラマみたいにスーパーウーマンではないのね。
もう若くもないし、アルコール中毒になるし、父との葛藤、恋人とも上手く行かない、結婚歴無し、子供もいない、親友は?孤独なのだ。でも孤独を畏れてはいない。

何回も観たし、最終話も知っているけれど、やっぱりちゃんと録画して保存しておきたいドラマです。


Moreちょこっとネタバレね。
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by hanarenge | 2016-01-19 17:18 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)
2016年 01月 15日

スターウォーズ ep7


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今日観てきました   BB-8が可愛かった

光と闇 これは永遠のテーマって言うか これなくして物語はなりたたない

とても面白かったしヒーローが女性と言うのも中々良い

ただし、切ないのだ

ちょっと追加 これは父と子の物語 ep1からep7まで全編を貫くのは父と子の葛藤だ

これ以上書くとネタばれ警報ね

ep7までの流れ

↑これ案外良く解ります

モアにリンク載せておこうっと

以下はネタばれ&私の為の?笑 覚え書きです ネタばれ厳禁と言う方はそのままお帰り下さい


ネタばれ注意報
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by hanarenge | 2016-01-15 19:55 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)
2015年 12月 12日

裏切りのサーカス

突然ですが^^私はコリン・ファースが好きです もちろんElvisも大好き ラッセルクロウだってね
忘れちゃいけないのが、ジョナサン・リース・マイヤースとトム・ハーディね。

と言う事で、「裏切りのサーカスです。

下記のブログにも書いたのだけど、リッキー・ターの事がすっぽり抜けてた008.gif
リッキー・ターがトム・ハーディなのにねえ。
原作は「ジョン・ル・カレ」のティンカー・テーラー・ソルジャー・スパイ」です

理珠の部屋 ← 私のもう一つのブログです  









この場面は、回想で出て来るサーカス(諜報機関 MI6の事)のクリスマスパーティ?だったかな

ジム・プリドーが1人でぽつんと座っていると 我が物顔に会場を闊歩するビル・ヘイドン(彼は重要な地位に有って、サーカスの皆が彼を尊敬していて、ビルもそれを重々承知している)が、彼をじっと見てそれに気がついたジムが嬉しそうに笑うのね。

ビルも他の人には見せた事がないだろう(と私は思う)と言うような笑顔を返す。

しばらく見つめ合っていたけれど、ビルはまた会場を歩き回る為にゆっくりと彼から視線を外して、踵を返すのね。
それを見つめるジム。ジムにとってビルは「この上も無く大切な友人』なのだ。

場面はラストシーンへと飛ぶ。
もう、サーカスから引退(本当にしたのか、或は???)した筈のジム・プリドーが銃を持ってやって来る。
サーカス内のモグラで(大幹部で、とても優遇されていたのに)ロシアに移送されるビルの元へ。
じっと見つめ合うジムとビル。
全てが終わった後で、ジムは涙を流すのよ。

そして、雨のパリで恋人からの連絡を待ち続けるリッキー・ター。   だけど連絡は来ないのよ、絶対にね。
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恋人のイリーナはロシアのスパイで、彼女を助ける為に、彼女の身の安全の保証を条件に、☆サーカス内のモグラを彼女は知っているらしい☆ 人質交換をして欲しいとスマイリーに頼むのだ、ちょっとこの辺りは話が込入っています。
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彼女がもう死んでいる事を知っているスマイリーはそれをリッキーには言わない 
ちょっと追記ね
スマイリーは、モグラの正体をつかもうとしているのね、そこへリッキー・ターの情報を知るのです、彼を囮に!
そして、リッキー・ターはもちろんそれを知った上で(彼はサーカス内では裏切ったとされているのね。これはモグラの企みの一つ)
極秘裏にスマイリー宅にやって来てモグラを暴く手伝いをするから恋人を助けてくれと条件を出すのです。
リッキーの無実も証明されるものね。

一番食えない奴はスマイリーだわ。

全てが片付いて、スマイリーが家に帰ると何と!妻のアンが帰っている!

美貌のアンは、奔放な女性でしょっちゅう男と遊び歩き家を出て帰って来ないのだ。しかもビルとも関係が有ったようだ
最もこれはビルが彼女を好きだからではなく、スマイリーをスパイ或は揺さぶるために彼女と何した訳だけど。

この名うてのスパイは思わずよろめいてしまうほどアンの帰宅に動揺している。
それほどスマイリーは、アンに惚れているのだ。

スマイリーは安堵しただろうけど、また、アンが何時家をを出て行くのか、気をもむ生活が始るのだろうな。

そしてスマイリーはサーカスのトップに就任するのだ。

こう言う場面に重なるように フリオのラ・メールが流れて行く。

この映画はお薦めの一作です。観てほしいな!

裏切りのサーカス 全解説 ネタばれ有りです



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by hanarenge | 2015-12-12 21:46 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(2)
2014年 03月 31日

huluで

hulu(フールー)は動画配信サービスです 
ちなみにフールーは中国語(北京官話)で、大事な物を入れる容れ物である「ひょうたん」を意味するとwikipediaにはある。面白いねえ。

そのhuluで観たのは これです。
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松本刑務所内にある松本中学桐分校を舞台にした話です。
「桐分校は日本で唯一の,また世界的にも例のない刑務所内の公立中学校です。桐分校のような学校は,この松本市にしかありません。全国の受刑者の中から,義務教育を修了していない人で,勉学の希望の強い人が選ばれて来ます 桐分校より引用」

wikipedia 塀の中の中学校


一人の若い先生がこの分校に赴任して来る。
今まで少年院で教えていたのだが、こちらに転任になったのだ。
生徒は、5人、それぞれ殺人、放火、詐欺、傷害事件(殺人未遂)などの重犯罪者ばかり。
それも75才から22才までと言う幅広い年齢層だ。
彼らの服役している刑務所は日本各地で、そこから抜擢されてここで勉強する事になったのである。
(修業意欲が強いと認められたのである、しかし中には作業が嫌で桐分校入学を希望した奴もいる)

生徒たちは中学もまともに卒業出来ず、読み書きや暗算も出来ない。
生きる上で必要な事を欠いているのだ。
学歴がないと、まともに就職もできない。就職出来ないから、生活の基盤を築けない。
真面目に暮らそうとは思ってはいても、ついつい流されてしまう。
そして落ちていく。螺旋階段を下る様に。

赴任してきた彼は言う。
犯罪者にここまでしてやらなければいけないのか。公費で教科書を揃えて、教育もつけてやる。。
先輩教官の罪を憎んで人を憎まずだの言葉にも何か納得出来ない自分が居るのだ
だから言うのだ。罪も人も憎むと。

人を憎まずにいられたらどんなに良いだろうか。

理不尽な事件が我が身に降り掛かれば、私も、きっと罪も人も憎んでしまうだろうと思った。

あらすじは省くが、私は初めはいかにも感動の押し売りの嫌らしいドラマではないかと先入感を持っていた。
所が観始めると、中々面白い、いや笑える。
おもろうて、やがて悲しき。。。。。いや淋しきか。。。。

泣かされてたまるかと思っていたけれど、(5人いた内の1人は結局落ちこぼれてしまう)
4人はめでたく無事に(ややこしい事件を起こさずに)卒業式を迎えるのだ。
その場面で鼻の奥がツンツンと痛くなり、目の奥が熱くなり、PCの画面が滲んでしまった。

落ちこぼれた1人は学業が好きと言う事ではなく、作業をサボりたいから入学したのだ。
その彼は、自分の望み通り退学していくのだが、岡山刑務所からの迎えの車に乗せられる時、おおきに、真人間になれるように頑張りますと言って退校していった。

残る4人も、桜の花の下で、ブラインドを下ろした教室の窓から見送る先生に感謝と更正の念を述べて、それぞれの刑務所に戻っていく。

ここでは、先生は顔を出してはいない。普通の学校ではないのだ。

だが生徒たちは窓の向こうに先生たちがいる事を知っているし、先生たちも生徒たちの気持ちを知っている。
もう二度と合う事はないのだが、それだけにいっそう更正を願う気持ちは強い。
生徒が大切にしっかりと握りしめてるのは、黒い筒だ。彼らの中学卒業証書が入っているのだ。
落ちこぼれて、社会の下層で生きて来た彼らが、初めてしっかりと自分の意志で成し遂げた勉強の1年の証し。

私は、渡辺謙は好きな俳優ではないが、彼はやはり上手いなあと改めて思った。
大滝秀治もそうだ、昔は憎たらしい悪役ばかりだったけれど、飄々とした彼の演技は見応えが有る。

面白いと思った一作だ。
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by hanarenge | 2014-03-31 20:59 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)
2014年 03月 10日

The Godfather

あまりにも有名で大ヒットしたこの映画。
ザ・シネマで三本連続上映というか放送。観逃してはならじとHDDに録画しました。

暗い画面に浮かび上がる、男の顔。アメリゴ・ボナセーラだ。
やがてカメラはどんどん後ろへ引いていく。
男の手が見える。大きな手だ。やがてこの手の男のアップになっていく。

彼こそは、ゴッドファーザーと呼ばれる、ドン・コルレオーネだ。
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1945年8月の末の土曜日の明るい太陽の降る庭園で、ドンの一人娘コニーの結婚式が賑やかに晴れやかに行われている。

ドンの書斎は暗い。そこで彼は彼の友情に縋って頼み事をしにやって来る人たちと会っているのだ。
ゴッドファーザーは、奢る事も威嚇する事もなく黙って彼らの頼みを聞き、素早く、しかるべき完璧な、そして依頼人の満足する方法をたちどころに約束してくれる。
彼に暖かい友情を捧げれば、彼もそれにちゃんと答えてくれるのだ。其所には金があるかとか地位が有るかとかと言うような基準は無い。(もちろん金も地位も邪魔にはならないが、何も持たない市民であってもそれで恥じる事など無い)
ただゴッドファーザーへの友情があるだけなのだ。
マリオ・プーヅォの原作と非常にマッチした映画のシーンだ。
ここであらすじなど書く必要もないだろう。

ゴッドファーザーと三人の息子、そして彼のコンシリエーレ=相談役でありもう一人の息子でもあるトム。
彼ら家族の物語だ。

「このシリーズがつきせぬ魅力を放つのは、見てはならないピカレスクな裏社会をのぞき見させるような愉しみがあるからだ。ニーノ・ロータの哀調あふれたワルツの音楽にのせて、撮影監督ゴードン・ウィリスによってゴールデンアンバー(琥珀色)を基調にして陰影を強調された、マーロン・ブランドやアル・パチーノといった俳優たちが絶妙なアンサンブルを魅せる。彼らをマリオネットのように操るのは、才能に煌めきを見せるフランシス・フォード・コッポラ監督だ」 ザ・シネマより抜粋

イタリアから移民としてニューヨークに着いた12才のビト・アンドリーニは、コルレオーネと名前を改める。
映画では、これは役人が名前を間違えた事になっているが、原作ではビト自身が故郷の村との絆を残すべく名前を変えた事になっている。

プーゾォの原作では、三男のマイケルが父親の後を次いでドン・コルレオーレとなる所で終わっている。

しかしこの映画の第一作を観たら、絶対に続編を期待するだろう。

これは家族の物語。父親の跡目を継いだマイケルは、家族をそしてコルレオーネファミリーを守り父親がなし得なかった「表」に出て行こうとする。
ニューヨークからネバダへ、裏の世界から表の世界へ、合法的な会社組織に。
愛する子供たち、愛する妻の為、家族のため。
家族を愛し守った父親、愛された父親。冷徹だった父親、幾つもの顔を持ち、しかしそれは一点に凝縮される。
其所に有るのは、優しき心暖かき誠実な愛すべき男だ。
マイケルもいつか父親の様になりたいと心から願う。

そしてマイケルは、ドン亡き後、父親の時代に行われた事にけじめを付けた。
それはファミリーに(すなわちドンに対して)度し難い裏切り行為を働いた者を暴き制裁する所から始る。

パートⅠの最終シーン 妹コニーの夫を殺したのかと詰め寄るケイにマイケルは一度だけ答えてやると恐ろしい顔で言う。
答えは、NOだ。
安堵で泣きそうなケイは、私たち一杯飲みたいわと言って書斎の外のバーに向う。

その時、クレメンツァとロッコ、ネリが書斎に来る。
クレメンツァがマイケルの手に口づけしてドン・コルレオーネと言う。
ネリが静かにケイの前で書斎の扉を閉める。
この時、ケイはコニーの言った事(あんたの亭主は人殺しだ、妹の旦那まで殺した悪魔だ)が全て真実だと理解したのだ。

しかし、血の制裁は何を呼ぶ?
家族、ファミリーを守らねばならない、やらなければやられる。
そして彼は冷酷で恐ろしい男になっていくのだ。ある意味追い込まれていくのだ。

父親に約束した様にファミリーを守り、表に出るべく奮闘するのだが、その道は厳しく残酷で、孤独だ。

妹コニーの結婚式で、ファミリーの中でただ一人偉大なドンに逆らって海兵隊に入ったマイケルは恋人のケイと幸せそうに笑っていた。
彼は父親と別の道を歩く筈だったのだ。

しかし、彼はやはり選ばれた人だった、マイケルの運命はドン・コルレオーネになるべく定まっていたのだ。

マイケルが父親の仇を取ってシシリアに逃れたと知ったときの、ドンの顔。
打ちのめされた顔、ドンはマイケルの資質を見抜いてはいたが、彼をこの家業に引き込むことは避けたかったのに違いない。
ソニーが殺されたときもドンは耐えた、だとしても、それはいつか絶対に起こるであろう報復の時までだ。
だが、マイケル、彼だけは遠ざけておきたかったに違いない。
しかし、考えてみるとこれは報いなのだ。
ビト・コルレオーネが、「いままでに受けた尊敬とほしいままにした権力の代償」なのだ。(ゴッドファーザー上巻より引用)


パートⅡ、タホ湖の畔の邸宅の窓で、一発の銃声を聞いた後顔を伏せるマイケル、彼の孤独が強調された名シーンだと思う。
マイケルは商売では成功したが、家族を失ったのだ。
愛する人々は彼の元を去って行った。それはマイケルがしてきた事への報いだ。
そしてもう後には戻れない恐ろしい道に更に一歩、深く踏み込んだのだ。

パートⅢでは、バチカンまで話しは広がっていく。マイケルは長年の貢献について、バチカンからメダルを贈られる、それは非常に名誉な事なのだ(例え金で買ったとしてもだ、いや金で買わなければ名誉など手に入らない、しかし表に出る為には必要な切符だ)

バチカン銀行の醜聞とそれに伴って起きた殺人と言う、実際の事件がこの中で描かれている。
やっと出られると思ったら逆もどりだ!マイケルは言う。
しかし、表に出ると言う事はそんなに容易い事ではない。
彼のしてきた事が累々と足下に横たわり、血を流している。
お前だけ日の当たる所に出るのか!俺たちは置いていかれるのか!
お前と俺とどう違うのだ?
もっといい目をさせろ。もっと儲けさせろ。とにかくお前だけが逃げるなんて許さない!


マイケルはもうずいぶんと年を取った、そして彼の側には忠実な部下とファミリーがいる。
だが、彼の愛する妻ケイはマイケルの元を去った、彼の子供たちアンソニーとメアリーもいない。
彼の身内はコニーだけだ。
長兄のソニーは敵の罠にかかってマイケルがシシリアにいる時に殺された。
優しかった2番目の兄貴、フレドは・・・・・フレドは・・・・・・・・・フレド!!!
マイケルは深い罪の意識に苛まれている。

アンソニーはマイケルの仕事を嫌い、大学も途中で辞めてオペラの道を目指す。
そして、マイケルはコルレオーネ財団として組織を合法化する。
このトップにマイケルの愛娘が就くのだが・・・・・
その華やかなお披露目パーティーの席で、メアリーは従兄弟のビンセントと久しぶりに会う。
ビンセントの父親はビト・コルレオーネの長男のソニーだ、蜂の巣になった彼の忘れ形見。
母親はコニーの結婚式で浮気したルーシーだ。
ルーシー役の女優さんが、そのまま出ているのも良かった。

マイケルとメアリーがダンスをするシーンで、小さな女の子が(もちろんファミリーの誰かの子供と言う設定)メアリーの足にしがみつく。皆が笑いながらそれを見ている。

やがてオペラの曲に合わせて、マイケルの手による報復が始る。それは確かに正されなければならない事では有ったが。。。。。。。

パートⅢの最後で、マイケルは愛娘を撃ち殺される、それも自分の身代わりのような形で。この衝撃!!
声を消したマイケルの叫びのシーンが、深い深い悲しみを良く現していると思う。
もう二度とケイはマイケルを許さないだろう。認めないだろう。そして自分自身を責めるだろう。

マイケルが跡取りと定めたビンセントに言う言葉は。
「用心しろ、敵はいつも愛するものを狙って来る」
マイケルはしてきた事への報いを受けた。彼にはもう何も残ってはいない。
シシリアの村でのアポロニアとのダンス ネバダで踊るマイケルとケイ 美しく育ったメアリーと踊るマイケルの笑顔。。。。このシーンが流れていく。
全て彼の元から去って行った人たち。もう戻って来ない日々。

やがて、シシリアの古い家の庭で、木が枯れる様に倒れるマイケルをカメラは捉えてこの長い家族の物語は終わりを迎える。

父は人生は美しいと言って死んだ。
マイケルは?マイケルの人生は美しいとは到底言えないだろう。

PART II』で息子のアンソニーがマイケルへ贈る絵は監督の長男ジオが描いたものだった。1986年5月、そのジオはボート事故で命を落としたが、『PART III』でその絵は、オペラ歌手としてデビューを飾るアンソニーへお守りとして渡される。また、『PART III』の冒頭でダンスを踊るマイケルとメアリー(ソフィア・コッポラ)に割って入ってソフィアの足にしがみついている女の子は監督の孫娘で、ジオの忘れ形見であるジアちゃんである。ザ・シネマ、ゴッドファーザーより抜粋

なんかこう言うのも泣けるねえ。

パートⅠでマイケルがコニーの息子のゴッドファーザーになるシーンが有る。
教会の賛美歌と神の恩寵に満ちたシーンに重なるのは、復讐の嵐だ。
この取り合わせが絶妙だと思う。
所でこの赤ちゃん、マイケル・フランシス・リッチは生まれたばかりのソフィア・コッポラなのだ。
ソフィア・コッポラって誰よと思う方。
彼女はこの映画の監督のコッポラ監督の娘で、パートⅢでマイケルの娘メアリーを演じた人です。

まあ、彼女の評判は散々だったようで、有難くない賞まで頂いたらしい。
私も初めて見た時から、このメアリーは頂けなかった。
でも、またこの度見直したら、そう悪くもないと思う。上手くはないけれどね。

パートⅡの若きクレメンツァを演ったブルーノ・カービーは、パートⅠの太っちょで陽気な幹部クレメンツァを演じたリチャード・カステラーノの息子役をやったことがあるから、その縁で青年時代の彼を演じたのだとか。
無名だったロバート・デニーロはⅠで、ドンを売るポーリー・ガットー役に抜擢されたが、主役のアル・パチーノが出演契約が残っていた映画に代役を頼んだ結果、ポーリー役は降板となった。
しかし彼のソニー役の迫真の演技テストをコッポラ監督は見ていて、パートⅡでは若い日のビト・コルレオーネに抜擢されたのだとか。
撮影裏話と言うのも、中々面白い。
そして、あのビト・コルレオーネを演じたマーロン・ブランドが抱いている猫は、パラマウントスタジオをウロウロしていた野良猫だったらしい。彼が気に入って撮影に使ったとか。。。。
猫を抱き陳情を聞くあの名シーンにもこんな話があったのだなあ。

そしてさすがと言うかやはりと言うか、マーロン・ブランドは台詞を覚えず、カンペをアル・パチーノや、ロバート・デュヴァル(トム・ヘイゲン役)に持たせて読み上げていたとか。いずれもザ・シネマより。

長い映画だが、見直す度に新たな感動を与えてくれる映画だと思う。
とても上手に作られているし、何よりも出演者がちょい役に至るまで素晴らしい。
セットも素敵だし、登場する人たち皆お洒落。
Ⅰは1972年上映Ⅱは1974年上映と言う様に、もう初めの作品から40年以上経っているが、この映画ほど色褪せない映画も少ないのではないかと思う。

パートⅢのCDにはコッポラ監督による第4作の構想も語られている。
それによると、ビンセントがファミリーのドンになるが(パートⅢでそのシーンが有った)
もう以前のコルレオーネ帝国のような勢いは無く、麻薬に手を出してやがて、崩壊に至るらしい。
Ⅱの様に現代と過去が交錯し、過去ではビトがコルレオーネファミリーを束ねていく時代。
繁栄と崩壊が交錯していく。観たいなあ。。。。。
残念な事にコッポラ監督かマリオ・プーヅォのどちらかが亡くなれば映画は終わりと言う約束が二人の間ではあって、そして、プーヅォは亡くなってしまったので、コッポラ監督の手による続編はもう作られないだろう。
新しい時代に、新しい監督で、この原作と映画の重みを失わないⅣが作られたらいいなあと贅沢にも思っているこのごろである。

コニーの結婚式はもう遠い過去 その日は皆笑っていた。
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「古き良き時代」はこの日を境に去って行ったのだ。

ドンになったマイケルと若き時代のビト・コルレオーネ。
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マーロン・ブランドは別格として、この二人はこの映画には欠く事の出来ない俳優だったと思う。
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by hanarenge | 2014-03-10 13:29 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(2)