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2017年 11月 11日

蝉しぐれ

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藤沢周平が好きだ

時代劇はほとんど見ない

しかし藤沢周平原作の映画あるいはドラマは観ることがある


地味で真面目な主人公が真っ当に生きていく上で 遭遇するお家の難儀

理不尽 堪忍 忍び難きを偲ぶのはいつも身分の低いものなのだが

そこに作者の厳しいが温かい目がある

蝉しぐれはドラマと映画があるけれど 断然内野聖陽のドラマ版がいい

藤沢作品の中でも代表作と言われるだけあって 素晴らしいと思う

海坂藩のお世継ぎをめぐる政争に巻き込まれ 父を失い家禄を減らされた少年牧文四郎の成長物語だ




お福は隣家の娘 文四郎にとっては妹のようなしかし少し気になる存在であったのだ

父は謀反人として切腹を命ぜられ 

暑い夏の盛り 戸板に父の遺骸を乗せて文四郎は荷車を引く

謀反人よと指をさされ 誰も荷車を押してやろうとする者はいない

坂道に差し掛かり 喘ぎながら荷車を引くが ずるずると下がっていく

いかん!父上を落とすわけにはいかん!

汗をしたたらせながら 必死に荷車を支える文四郎

坂道の上に涙を流すお福がいた

お福は一文字に口を引き絞り 黙って文四郎の後ろに回り 細い腕で荷車を押した

文四郎はお福に助けられて ようやく坂を登り切ったのだ

そのお福が 藩主の奥方様に仕えるために江戸に登ることになったのだ

二人はそれきり会うことはなかった

青春時代は遠く去り 大人になったけれど

明日は江戸に赴くと言う前夜 切羽詰まって文四郎の家に来たお福を忘れるわけにはいかなかった


心のどこかにお福がいたのだ


お福は藩主に気に入られ側室となっていた

この二人が やはり藩主のお世継ぎ問題で再び顔を合わすことになる

お福は密かに国許に戻され 欅御殿で男子を出産する

そのことで騒動があり 文四郎はお福と思いがけない出会いをする

その騒動が過ぎ お福は城奥を取り締まる実力者となっていて文四郎とは直接会うことはなかった

やがて20年という月日が流れた

側室として仕えた藩主が亡くなり

一周忌を前に お福は髪を下ろし白蓮院に入り尼になることに決めたのだ

その前に一目お会いしたい

文四郎にお福からの手紙が届く

遠く過ぎた年月 

隔たった二人に あの遠い記憶が蘇る


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by hanarenge | 2017-11-11 00:21 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(2)
2017年 11月 08日

ジャッキー

観たいと思いながら 外してしまった映画はジャッキー

ジョン・F・ケネディの妻にしてファーストレディ



暗殺されたアメリカ大統領

神話になった物語

ケネディ家は アメリカでもっとも有名な一族だ

君主制を持たないこの国家にとって ケネディ家がロイヤルファミリーなのだ



この一族の物語を読んだのは30年近くも前になると記憶している

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カトリック教徒への迫害や飢饉を背景に パトリック・ケネディがアイルランドから移民として合衆国に渡ったのは1849年

その息子がパトリック・J・ケネディ
彼は港湾労働者から身を起こし事業に成功 マサチューセッツ州の下院・上院議員となる

彼の息子のジョセフ・P・ケネディは投資家として資産を築き 証券取引委員会の初代委員長及び駐英大使となった

彼 ジョセフの野望は息子たちに引き継がれる

ジョセフ・P・ケネディ・ジュニアはケネデイ家の長子として期待を一身に背負い また優秀であったが第二次世界大戦中に戦死した   wikipediaより引用
          
父親の野望は第二子のジョン・F・ケネディが引き継ぐべく運命になったのだ

ケネディ家は騒々しく子供達は常に競い合っていたと書かれている
 
誰が一番か 誰が優秀か そして一族の名誉を高め輝く星になれるのは誰か

ジャックと結婚したジャクリーンは この一族の中で自分が部外者のように感じていたと書かれてある



ケネディ家は悲劇の家系としても知られる

この辺りはまたの機会にでも書けたらと思う

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iTunes Storeからレンタル iPad miniのビデオで観る

ナタリー・ポートマンはレオンで 初めて観た時から注目していたけど ジャッキーの特徴をよく捉え なおかつ
彼女らしく演じていたとわたしは思う

1963年初めての宇宙中継で飛び込んできたのは アメリカ合衆国の大統領暗殺のニュースだった

子供心にも 大変なことが起こったと 感じた事を覚えている

正確には 周りの大人たちの状況からそう思ったと言うことなのだけれど

予約投稿です

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by hanarenge | 2017-11-08 00:01 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)
2017年 11月 07日


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黒い影が 自在に動く

私の動きに合わせて 手を振る 足を上げる ダンスだってできる

光に反応して ひょいと立ち上がるように現れる

短く太いときもあれば 背高のっぽの案山子のように見える時もある

ピーターパンは影を落として ウェンディに縫い付けてもらったんだけど



影を売った男の話をご存知?

自分の影を悪魔に売り渡した男

悪魔は男の影をどうしたのでしょう

男から引き剥がされた影は どこへ行ったのでしょう

                                       梅田街撮りで
















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by hanarenge | 2017-11-07 00:01 | ネット関係 | Comments(6)
2017年 11月 04日

ブレードランナー2049

ブレードランナー2049です

私の場合はライアン・ゴズリングが出ていると言うそれだけの不純な動機で観ただけなのですけどね 笑

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1982年に公開されたのは ハリソン・フォード主演のブレードランナー
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原作は フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』1968年(DO Androids Dream of Electric Sheep?

映画になったのは35年前です
映像にするのにはかなりの想像力がいっただろうと思う映画です


私は一作目は挫折した(観始めてどれくらいしてか定かではないが観るのをやめたと記憶している)

興行的には失敗したけれど その後ビデオ映像の普及もあり コアなファンからどんどん広がって今ではSFの傑作とか名作と言われている

一作目の舞台は2019年 1982年からすればまだもう少し先のことという感じ?
この前一作目を見直したのだが
まだデジタル放送など夢の時代に撮影された映像は更に暗くぼやけて見えた

レプリカント 人造人間 アンドロイド いろいろ言い方はあるけどロボットではない 
血も涙もある 痛みもある そして心も 愛もある
人間は鼻で笑うけど
製造されてしばらくすると感情が芽生えるのだとか

それではヤバイので4年の命とした

汚染された地球から離れて人間は宇宙に住む 
貧しいつまり宇宙に移住できない底辺の連中は酸性雨の降る暗い地球の都市に住む
人間そっくりのレプリカントは宇宙の開拓最前線で過酷な重労働にさらされていた
4年で死ぬ 使い捨て 俺たちは?私たちは?何?彼らにとって何?

反抗的な者や逃亡したものは狩られる 狩る者それがブレードランナーだ


レプリカントの置かれた境遇は 言うなれば奴隷だ 
人間とレプリカント どこが違うのだろうか 誰が決めたのだろうか
人間として生まれた者と 生産されたレプリカント これの違いは何だ 何を持って人間らしいと定義するのか

このテーマは2作目でもそうだ

改造され危険性はないと言われるレプリカント 
Kもレプリカントだ(彼はブレードランナーである)

レプリカントの寿命は延したという設定だった

大停電で記録を消去した後 密かに地下に潜ったレプリカントもいる
人間にとって危険な思想を持つレプリカントが逃亡して地球で密かに暮らしている

2022年にレプリカントの反乱が起き世界的規模の大停電があり記録は全て失われた 

レプリカントを製造していた会社は倒産し レプリカントは危険だということで製造禁止となった
所が 新たなレプリカントを作ることを政府に脅迫的に認めさせた会社が2036年に製造を開始したのだ
ーーーーーー今度のレプリカントは従順で安全である とーーーーーー


ここでも レプリカントは(人間)もどきと呼ばれて軽蔑される

そして2048年にレジスタンス?人間にとって危険なレプリカントの一人が見つかり密告される

2049年はKがレプリカントを解任する(命を絶つ)シーンが冒頭にある

同胞によくこんな事ができるな!と罵られたKはお前と同じではないと言い返すが・・・・・

醜悪な世界と荒廃した光景が広がり 混沌とした汚い社会がある

うんと遠い未来 いや科学と技術の進歩で100年先にはもっと性能のいいロボットがいるかもしれない
人は夢をみて 現実にしたいと思う
禁断の扉を開けて広がる光景を見たいと思う そうやって進歩してきたのだ 
空を飛びたい それが飛行機になったのだ 中世からの夢だった いや神話時代か?

どうなんだろう 自分の大切な人や大事なペットがいなくなったら
そっくりに作ってもらうことができる時代が来る?

性格は?容姿は?自分好み? もう寂しいことなどない? ずっと側にいてくれる?

洋服をオーダーするように 自分好みのレプリカントを(呼び方はなんだっていい)オーダーする?
値段もピンキリ 既製品とオーダー品の違いみたいなものだ
孤独死もなくなる? 話し相手はレプリカントがしてくれる? 

だけど人間は性悪にできている 
ネット時代が幕を開けた時 ウィルスがメールでやってきたり ページを見ただけで何かを仕込まれたり 個人情報が流され 晒される ハッキングは日常的にあり カードの番号も抜かれる 
挙句はネットで募集して殺人をする
あれもこれも予測できただろうか

想像した人は多くはないと思う

実社会と同じだが ネットは違うと思えたのだ


悪巧みをする頭のいい連中はどの時代もいる 残酷なやつもいる

レプリカントを使って何か悪いことをする 
映画どころかもっとひどくなるだろう・・・・・・・

妄想しすぎ?

今日は映画の後でPeppaer(ペッパー)を見た
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そしたら恐ろしい妄想が浮かんだのです

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とても可愛い 近くに行くとおしゃべりしてくれます
これは お店のロボットだからお店のことやメニューのこと

そんな時代が来るとは思いたくないし来るはずないよ

でもね。。。。。。。。。。。

『お前が深淵を覗く時 深淵もまたお前を覗いているのだ』 ニーチェです 

人は理解できない物に惹かれる そしてある日。。。。。。。。。

妄想です^^ 

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by hanarenge | 2017-11-04 00:01 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(2)
2017年 10月 25日

ミラーズ・クロッシング

マフィアを描いた映画で 私的双璧は「ゴッドファーザー」と テレビドラマの「ザ・ソプラノズ哀愁のマフィア」だと思う

で この映画 数日前に iTunesでレンタルしました


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静かな映画 いや静かでもないが 静かな印象を受ける映画

コーエン兄弟の映画だが興行的には赤字の映画だ
観ればなぜ一般受けしなかったか 解ると思う


主人公の行動が理解しづらい一面がある 


禁酒法時代の東部アメリカ
強烈な印象を残す例えばゴッド・ファーザーのマーロン・ブランドのような俳優は出ていない

ファッションはお洒落でnice

主人公はガブリエル・バーン 
そして主人公と友情で結ばれているボス役は アルバート・フィニー
それから悪魔的な卑屈さの演技が素晴らしい バーニー役のジョン・タートゥロ 
ボスと主人公の間に立つ女は ミスティック・リバーのマーシャ・ゲイ・ハーデン

彼女の勝気な印象が良い
勝気な姉が庇うのが 卑屈で卑怯な弟のバーニーなのだが。。。。。
これが絡んで話は思いもかけない方へと

蓄音機から流れるダニー・ボーイ
その歌に乗ってのマシンガンでのものすごい撃ちあい

その時のボス役のアルバート・フィニーの格好いいこと!
クスッと笑える場面もあって コーエン兄弟だなあと!! 


筋書きは割愛 

男は女を愛し 女も男を愛した しかし女は規定路線の男の求婚を受け入れる(それは安定を意味する)

(女は男の元から去ったと言うより 去るべく自分を追い込んだのだ...........と私には思えた)

ボスの戻って来いとの懇願も断った男は一人残される 友情は終わったのだ 

(ボスは何があっても主人公の男をかっている 多分 人間として好きなのだ)

そしてどこかでこうなるとは解ってはいたが 恋も終わった

あくまでも淡々と流れる映像が美しい

吹き替えが野沢那智 1990年の映画です

私としては珍しく吹き替えで観ましたって。。。。

単に間違ってクリックしたんですってば 笑

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by hanarenge | 2017-10-25 00:01 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)
2017年 09月 10日

雑感 1

世の中には情報が飛び交っている

これは何も現在だけのことではない

ずっと昔から情報は溢れ 飛び交い 至る所に落ちていたのだ

だが その情報を 現代のように手に入れたり 活用できるわけではなかった

あるコミュニティのみ あるグループのみ などに限定され活用されていたのだ

伝わることはもちろんあるが それは今ほどのスピードではなかった

テレビという手段が出てからは早くなったけれど それも話題になったものだけだ

そして受け手が見ていなかったら 知ることは不可能だ

今はインターネットだ どこのどんな情報でもWebに載りさえすれば そしてそれに興味をもって知ろうと思えば 知ることは可能だ

有益になったと思う

ついつい検索サイトで興味のあることを検索してしまう 

文字の断片でもいいのだ 検索サイトはあっという間に候補をあげてくれる

これを始めると時間があっと言う間に経つ

代替医療



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長々と前置きを並べたけれど言いたかったのはこれの事

健康は世間一般大衆の一大関心事 王侯貴族でも 市民でも 健康を願わない者はいない

一律に寿命が決まっていたら? ある年齢に達すれば ○○になって死ぬと決まっていたら?

いやそれでも代替医療は必ず出てくるだろう 現在のような形ではなくても


この世でたった一つだけ確実なものがある


それは 生まれた者は必ず死ぬということだ

しかし誰しも健康に生きたい 

そんな願いに寄り添うように 代替医療があちこちで見られる

曰く これで癌が治った 曰くこれで難病が良くなった 曰くこれでアルツハイマーが軽くなった

ダイエットはこれがいい 肝臓にはこれがいい 腎臓にこれが効く 

勿論正しいと言うかまともな代替医療は昔からある 

今 私が言うのは インチキな代替医療のことだ

一大産業にのし上がってきた この産業 

こんなことでいいのだろうかと常々思っていた

私が好きだった 千葉敦子さん 彼女はもう亡くなったが 癌になってニューヨークに転居して治療しながら いろいろな情報を発信し本を出版したフリーランスの記者だ

その彼女が自分の癌について 治療や日頃の経過などをまとめて出版した時

日本から どっさり 代替医療の本や様々なサプリメントが届いたという

彼女は 心配してくださるお気持ちは嬉しいが 私は最先端の治療を受けている このような物は不要だと

彼女ほどの強い気持ちを持てればいいけれど 人は何かにすがりたくなるものだ

辛い治療 先の見えない葛藤 生きたいと願う気持ち 誰しも一緒だ

まして 若ければ尚更だ まさに藁にもすがる思いだろうと思う

そこで代替医療だ 

私はこれで治りました 本人がインタビューを受けている写真まで載っている

しかしこれが本人かどうかこちらには知る由はない 

よくよく読むと 小さな字で個人の感想ですと書いてある

効くとも効かないともあいまいに小さな字で書いてある

法律上で決まっていることはなるべく小さく書くのだろう

選ぶのもご自分で 使うのもご自分でというわけだ 自己責任でどうぞと

治る 効く 痩せる とにかく目立つのは大きな字で書いていることばかり

ありとあらゆる病気や痛みが楽になるという宣伝文句

これは詐欺以外の何物でもないと思う しかしうまくすり抜けているのだ

私の書き方が一方的に過ぎることは承知している

今 まさに 代替医療を続けておられる方も 考えておられる方も ご家族もおいでだろう

その方々や いいと思っている方々を批判するつもりは全くありません

これは私個人の考えです

私には95歳を迎える母がいます

その母を見ていて感じるところもあります

この前 本が届きました

これを読むきっかけになったのは

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これです 「母さん、ごめん」


作者の父親が癌でした

父親は 病状が深刻になった時 治療を拒否 自分のやりたい事と言うかやり残した始末を
つけて 来るべき日を見据えて 友人達に別れも告げ 自分なりに終活をされた様です
本人は淡々としていたというが 家族はたまったものではなかったと
その気持ちから良いと言われる代替医療を父親に勧め 様々なサプリメントも購入したのだとか
父親は家族への気遣いからか そうかと黙って飲んだとの事

しかし一切効かなかった

作者の母親が認知症を患っているのだが やはり友人知人から様々な代替医療の類を勧められたりいただいたりしたそうだ

その中でこの本を読むと目からウロコなので 是非にと勧めている

当たり前なのだが 代替医療は効かない

一種のプラシーボ効果は得られると思う

それは良いと思うが 如何せん費用対効果が高い

無駄遣いとまでは言わないが お見舞いなら現金がいいと書いている

私もそう思う 

私は 身内の入院を通して実感しました



代替医療は どうやって大きな産業になっていったか

そこにあるのは やはり金と欲

政治も巻き込み セレブとテレビを巻き込み大々的にキャンペーンを張り 米国食品薬品局=FADの規制をひっくり返す

私が一番腹のたつ思いをしたのは 子供を持つ親の弱みに付け込むようなサプリメントや代替医療の売り込み方だ

自分の子供に何かしら障害があったら

不治の病になったら

何としても治してやりたい一心で 既存の治療を受けながらも代替医療に目がいくだろう

西洋医療で回復の見込みはないと言われても 代替医療で治ると言われたら?

そんな親の気持ちに付け込むやり方が一番許せない

ハーブや鍼 多種多様なビタミン 背骨矯正?他には?もうありとあらゆるものが揃っている

鍼について言えば 経絡(ツボ)は もともとは中国の川の流れだそうな

それはまあ無理からぬことだと思う 千年?も前には人体の中など分かるはずもない

それに気(生命エネルギー)を組み合わせたものだと私は理解しているのだが

生命エネルギーって明確には何よと

何かよくわからない わかったようでわからない

鍼を打った時 痛みが消えた 楽になった と いうことはある 私も経験した

これは 脳内から痛みを和らげる物質(人間の脳って本当にすごい)が 抽出されて それで痛みが消えるのだそうだ

セロトニン アミノ酪酸 エンドルフィン等々

これは経絡には一切関係がなく 皮膚の下どこでもいいから鍼を打って(さした)も 効果は一緒だと

こういうことを書くと 東洋医学の方(鍼灸)からお叱りを受けそうであるが

読んでいて目からウロコの感覚だった (私も鍼は納得していたから)

代替医療で 気分が良くなり 痛みが軽減し その結果 病状に対して気持ちの余裕が出るのはとてもいいことだと思う

しかし これさへ飲めばとか これさえ守っていればとか こうあるべきとか やらなければならないとか思い込むのはとても危険だと思う

例えば Aと言う疾病には Bの薬が効く 或いはこの術方がいいとか 治療の方法だ

それは動物実験から人に対しての治験を経て 効果の程を科学的に実証して初めて世に出る

他の医師あるいは医療施設での治験でも当然同じ結果が出る

代替治療にはそれがない

体験談はある だが科学的に客観的に実証できたかというと疑問だ

そういうことは行わないのだ

科学的に実証できないということは これを進める或いは実践している「医療施設」や「医師」が一番知っていると思う

知っていて(も)売り込むのだ 

受けての私たちも しっかり調べないといけないと思うのだ

『代替医療は存在しない』 『効く治療法と効かない治療法があるだけだ』 

本書の最後にはこう書かれてある


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by hanarenge | 2017-09-10 00:36 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)
2017年 09月 08日

「昨日と違う今日を生きる」 千葉敦子

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千葉 敦子は格好いいのだ 洒落てるのだ

雑感(まだ非公開)で千葉敦子氏に触れたら彼女のことを書きたくなった

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1940年 この才媛は上海で生まれた お元気なら77歳か。。。。

46歳で亡くなられたんですよね 惜しいなあ

彼女がこのネット時代に何を発信するか とてもとても見たかった 本当に見たかった

東京で大きくなり 学習院大学を卒業すると 1964年に東京新聞に入社 経済部記者となる

その3年後 ニーマン基金を経てハーバード大学院に留学 帰国後は退社 PR会社勤務 調査会社取締役を経て 1975年頃からフリーランスジャーナリストとして 活動 以上wikiより


乳癌の手術と再建術を都立駒込病院で受けたが 2年後に再発 放射線治療を受けたのちニューヨークに猫一匹と移り住んだのだ

彼女のことは 1990年前半に上記の書物を読んで知った もちろんもうその時には彼女は亡くなった後だったが

書店で彼女のMamma再建術の本を手にとったのだが あっという間にその文章に引き込まれていた

それから彼女の本を揃えたのだ

ニューヨークに愛猫と共に移り住む話もとても面白かった と言うか 凛とした彼女の生き様を垣間見たようで 自分も勇気が湧いてきたものだ

当直の夜など 病棟で何もない時は本当に読みふけった(お怠けと違いますよ)

そして彼女の本は 私に目を開かせてくれたというか 視点をちょっと変えようと思わせてくれたのだ

上記の本のタイトルでもあるように 「死」という言葉が多い

前向きな意味では捉えられていない言葉だけど

それをブログに載せると嫌がられることの方が多いけど

現在は 死から目をそらすというか それはそれとして置いといて他のことをという感じかしら

知らないふりしたって無駄なのに

この世の中でたった一つ 確実なことがある  人は必ず死ぬということだ

(脳細胞も肺の細胞も 生まれた途端に 老化が始まるのだって 徹底してるね)

おぎゃあと生まれた瞬間から 死に向かっていくのだ

だから 生きるのだ

千葉敦子は確かにきついところがある 

ニューヨークはとてもよくて日本はダメというような書き方も目につく

それでもいいと思う 

それは千葉さんの考えだから

千葉さんと私は違うから

そうしてなお 私は千葉敦子の言わんとすることに深く共感するのだ

よく死ぬことはよく生きること 

(人間明日の事さへ解らないんだよ ほんまのとこは 知ってるふりしてるだけなんや)

何も毎日張り切って頑張ろうとは思わない

そんなん しんどいやん

私は生来の怠け者でものぐさである

気が向かなければおそらく何もしない

そんな私でも 千葉さんの本を読んでいると 丁寧に生きようと思ったのだ

毎日を丁寧に しなやかに 生きたいと 詰所の片隅で彼女の本を読みながら思った

今 振り返って では どう生きてきたかと自分に問うと

ものすごく頑張った部分と もういいやと冷めた部分が混ざっている

頑張ったのはそうせざるをえなかったというか 自分が選んだ生き方だからと言うしかない

選んだ以上 仕方がない。。。。    

生きてみなければ解らない

かと言ってものすごく前向きに キラキラしながら生きるというのは 私はちょっとしんどいな
キラキラっていう意味わかる? 抽象的だけど わかる人にはわかるかな 
ま それでいいです

人は死ぬときに死ぬんだ

最近はうかうか死ねなくなったと言うか 無理やりにでも生かされてしまうというか 

これが実にしんどくて悲惨だと私は思うのだ

長生きしたくないほうなのね かと言って 今すぐ死にたいわけじゃない

こういうと ぶってると言うか 生意気というか 切羽詰まってないからやと言うか 口ばっかりとか 何をえらそーにとか

いろいろ言われるだろうな



そんでもね あんまり長生きしたくないほうなのね

ぼちぼち今から終を見据えて いろいろしておきたいと思っている し始めようかと

今 ビョーキとかではないのね  でも心構えはしておきたいのね

整理整頓 手始めにクローゼットと押入れのいらない服とか物 これの処分ね

次は書類関係 

ネット関係はこれってどうなのよ

息子に言って お別れ文を載せてもらうとか?

あるいは古いお付き合いの信頼できるネットの友人に頼むとか?

でもそれも迷惑かな

削除せんかったら ネットがある限り 残り続けるじゃん

それってね〜〜〜〜

やっぱり 全削除かな そうなる前に   

プロバイダーの問題 これ解約しなかったら 延々料金が発生するでしょう?

で 本人にしか開示できませんって

本人死んでるやん

どないすんのよ

一回聞いてみようっと  興味津々や

どない言おうか

死んだらどーなる?でいいか 笑


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by hanarenge | 2017-09-08 23:50 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)
2017年 08月 16日

読書と雑感

私の趣味と言えば

物心ついた時から 読書だった

最近はカメラもそれに加わったが

この10年くらいだろうか
computerに親しむようになってからは 夜の読書時間をインターネット逍遥の時間に当てて
読書からは遠去かることが多くなった

お友達のブログ 或いはニュース 興味のある書き物 そして写真サイトなどなど、読んだり見たりしていると、読書までとても手が回らなくなる

引越しの際に大方の本は(泣く泣く)処分した

手元にはどうしても手放せないものだけが残った

本当は選び抜いた?私の愛読書は全部持って来たかったが 物理的に無理だったのだ

以前の家は空間だけはたくさんあって書斎に取り付けた書庫もあったから私のコレクションもすっきり治っていたのだ

かと言って広いところに行きたいとか 前の家が恋しいとかそういう思いは無い

人間暮らすのに広い家はいらないというのが私の持論

前の家は取り壊してもう無いしね^^

電子書籍がもっと普及して 全てデータ化したら私も本を処分することはなかったのにと悔しい気持ちになるときもある

やっぱり本は紙で読まなくてはと言う意見も散見するが 小さな端末に入るのならそれは便利だと思う
場所の問題がクリアできるだけでも私には御の字である

ところで電子書籍には専用のツールが必要だ

iPadにはiBooksが入っている

しかし iBooksで読めないものもある

で kindleも入れた

itunesには無い本をAmazonで見つける

今回読んでいるのは 
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インドのダリット (これはiTunes Storeにあった Amazonの方が安かった!)

歴史の時間に インドのカーストを ざっとさらえた事は皆さんも同じだと思う

それは頂点からバラモン クシャトリヤ ヴァイシャ シュードラの順にピラミッドのようにそびえ立っている

これを呪文のように暗記した事も鮮やかに蘇る

「この4個は基本的な分類で これを持たない人は(アウトカースト)アチュートと呼ばれ不可触賎民となる
不可触賎民は指定カーストと言われる
インド大陸には一億人がアチュートとして暮らしている
彼らは自分の事をダリットと言う これは壊された民という意味を持つ」 以上wikiより引用


法律上では禁止されているが この大陸に延々と続くカーストは生活に深く根ざし人々の意識下に根強く深く結びついている

カーストは3000年もの歳月を生きているのだ

清らかなものと不浄なもの これを明確に分けた社会では 不浄なものは清らかなものの手に触れたりしてはいけないのだ
だから不浄なものを一手に引き受ける者が必要不可欠になる

安易に語ってしまえない多種多様な側面を持っている

言語も然り 習慣も然り 知れば知るほど分入れば分け入るほど分けの解らない道に入っていく

虐げるという事はどういう事なのか

生まれてから死ぬまで一生をダリットとして生きる事はどういう事なのか

それにはどんな意味があるのだろうか

諦観と忍耐か

ヒンドゥー教の輪廻転生か

生まれ変わりを人はひたすら願うのか

教えのカルマ=業を背負いこの世の苦行に耐えるのか

まだ読みかけたばかりだが 早くも頭の中は渦が巻く感じだ

都会よりも農村部の方が階級の区別は厳しいと聞く

職業も世襲で 洗濯屋は子も孫も洗濯屋

汚物処理 これも世襲

他の職業は選べない

そして実に様々な職業が細かく決められている

思うにダリットにもやはり階級があるのだろう 

悲しいかな 人間の性を見るようだ

インドの歴史と同様に 其れはガンジスの流れのように滔々と続いてた来たしこれからも続くのだろう

最近は少しずつ変わって来たと聞くが

この意識が取っ払われるのにはもっともっと時間がかかるだろう

実際差別は形を変え国を変えどこにでもある

日本にもある

出身や病気 原子爆弾 性差別 近いところではフクシマ

そこには何の根拠もないが 差別はそうして起こってくるのだ

表にはでなくとも意識下にはその感情は有るのだ

人は異なる者を受け入れる事に恐怖を覚えるのだろうか

其れはそしてどんな人にもあると思う

受けた側にしかその痛みや切なさ歯がゆさはわからないのだ

話をインドに戻そう

この大きな可能性を秘めた大陸

高度な文明を誇った大陸

日本がまだ国としての体裁も何もない時にこの国には王朝が存在したのだ

いろいろな思いが渦巻いては消えていく

まさに万華鏡状態

インドの人は数学に強いと聞く

そしてカーストの職業別の中にデジタルは入っていない 当たり前だ カーストが誕生してから3000年近くそんな物は存在しなかったのだから

確信は無いがデジタルがインドで盛んなのは 縛りがなく誰でもデジタル関係の仕事ができるからだと聞いた事がある

ただのデマだろうか???????

以下追記です

これだとて教育を受けなければならない 一定のちゃんとした教育を受けるということは安定した収入が必要になる 安定した居住も必要だ

それが満たされる子供達が一人でも多い事を願う

どうにもやりきれない話ばかりで申し訳ないが
ここに興味深い記事がある
配信は2008年といささか古いが 最近のインドから伝わるニュースもこれとあまり変わらないと感じる



今も読んでいる最中だが 非常に感銘を受けた箇所がある
その方は池田運氏(いけだはこぶ)
インドの農村に入って農村の人と(もちろんダリット)完全に生活を共にした初めての日本人



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by hanarenge | 2017-08-16 14:09 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(2)
2017年 08月 05日

ひまわり

ひまわりの咲く季節となった

明るい夏の日差しの下であっけらかんと咲いている

微塵も暗さを感じさせない花だけど

私はこの花を映画と重ねてしまう

あまりにも有名な映画だからだろうか

ヘンリー・マンシーニの名曲が耳をよぎるからだろうか

花を花として見られない私は ひねくれているのだろうか

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第二次大戦時 ソビエト戦線に送られた夫アントニオ 

ジョバンナは夫の戦死広報が信じられず 終戦後ソビエトに向かう

夫を探す彼女を 役人はある所に案内する

そこにあったのは ひまわりで埋め尽くされた村だ

広大な土地のその地平線まで その果てまで続くようなひまわり

ひまわりの海の中で ジョバンナは立ちつくす

花の下には ロシア イタリア ドイツの兵隊が無数に埋まっているのだ

ここは 墓なのだ

ひまわりは墓標だ

夏の太陽の下で揺れるひまわり

涙で滲むひまわり

アントニオはきっとこの国にいる

探し求めるジョバンナの気持ちが痛いほど伝わって来る

映画の始まりの頃からの陽気さは影を潜め どうにもならない結末が切なく迫ります



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by hanarenge | 2017-08-05 21:42 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)
2017年 07月 25日

エリザベス R(ちょこっとエド様^^)

映画 エリザベス

記憶に新しいのは、ケイト・ブランシェット版

その前は、ヘレン・ミレン版

16世紀半ばに即位し、その後の英国の繁栄を築いたエリザベス一世の物語

私は上記2本、どちらも観ているが、グレンダ・ジャクソン版が観たかった。

BBCで放送されたテレビドラマ版 なんと1971年のです

万博の翌年ですね。

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私のエリザベス一世感

決して美人ではない     と 思う

一人の女性として生きる道もあったろう。

しかし運命は彼女を選んだのだ

ならば選ばれた者の矜持を見せてやろう

ビシッと背筋が伸びて、精神の中に、一本のぶれない筋がすっとまっすぐに通っているように感じる

ハンサムウーマン。



英国のドラマや映画が、アメリカと違うのは、絵に描いたようなハリウッド的美男美女は、あまりお目にかからないところだろうか

米国版は美しいけれど、すぐ飽きてくるのだ。

勿論、そうでない映画もたくさんあるし、ハリウッドはと偉そうに言っている私だってよく観るのは確かだ。

しかし、どちらか選べと言われれば、より、内容や演技で魅せる英国の方が好きだ。

もうかなり前にAmazonで見つけたのだが、うっそーというくらい高かった。

ところが嬉しいことに、かなりかなり、お安くなっている。

このドラマが再放送されることはまずないだろう。

クリックしちゃいましたわ^^

で、主演のエリザベス一世を演じた、グレンダ・ジャクソン。

ヘレン・ミレンも大好きな女優だけど、彼女も素晴らしい。

骨格のしっかりした人と言う印象。

それは体形的にということでもなく、精神の骨組みという意味も含めて。

頭もすごくいいと思う

この人を見ていて思い出すのは。。。。。。。。。

かの、エド・ハリス(彼も素敵、めっちゃ格好いいと私は思う)の奥さんの、エイミー・マディガンだ。

ちなみのこの夫婦、すごくクールだと思う。とてもお似合いのカップルだ。

話を戻そう。

ヘンリ−八世の子供として産まれながら、庶子であったため、ロンドン塔で暮らさなければならなかったエリザベス。

ちなみに母親は処刑された、アン・ブーリンです。

運命に導かれるように25歳で英国女王として即位し、実にその統治は45年に及ぶのだ。

その彼女の平坦ではなかった人生を描くのがこのドラマです。

今、楽しみにしている一つです

ちなみにグレンダ・ジャクソンです 好きな写真です
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超かっこいいエド様のことも。

1998年に、アカデミー賞名誉賞をエリア・カザン(「波止場」「エデンの東」等の監督で有名)が受賞

かつて赤狩りの時代に自らにかけられた共産主義者の疑いを払うため、多くの仲間を当局に売ったとされるカザン。

会場はスタンディングオベーションをする者、拍手だけにおさめる者、と様々でした。

エド・ハリスと彼の妻で女優のエイミー・マディガンは、腕組みをして着席したまま無言の抗議を行いました。

このエピを何かで読んだか聞いた時、ますますエド様が好きになりました。




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by hanarenge | 2017-07-25 07:30 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)