心の万華鏡  

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2017年 06月 07日

また一から

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ちょっとピンが甘いけど (私には 超合わせにくいレンズで)



また 一から始めよう

また 頑張ってみよう 

いや 頑張るって安易に言うのは嫌いだ

また 楽しんで撮ってみよう

元気な私になれそうな気がしているから

また カメラを持ち出そう

その前にさ レンズを手に入れよう 笑





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by hanarenge | 2017-06-07 21:59 | 心模様 | Comments(6)
2017年 06月 06日

やっと見つけた

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 34才と言う若さで 夭折した歌人 小野茂樹 
                

この鮮烈な歌に強く惹かれます


やっと やっと みつけました

名前も短歌も思い出せず

喉の奥に引っかかったままの小野茂樹

やっと見つけた嬉しさ

と言っても私のもう一個のブログに載ってたんだけど

それがどっちのブログだったかとんと忘れていた

探し当てた今夜に乾杯










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by hanarenge | 2017-06-06 23:58 | 心模様 | Comments(0)
2017年 06月 06日

三角屋根のお家のことなんか

赤い屋根のおうちはこの前ブログに書きました

あれからどうなったのか

気になっていたので 外出ついでにコンデジのTG-4を持って

家の写真は全体にぼかしを入れています

その前に 私の好きなもう一軒のおうち

三角屋根の灰色の家
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誰も住んではいないけれど 手入れだけはしている様子

もう建ってずいぶんと経つだろうなあ

大切なおうちなんだろうな

この雰囲気がとっても好き 

三角屋根の下のお部屋は居心地がいいだろうと想像する

あの白いカーテンの奥の部屋を思い描いてみる

あなたなら?どんな感じにしたいでしょうか?

屋根が三角だから 端の方は低くなっている?

屋根裏部屋のような感じ?

きっとその低くなったところには棚が切ってある

床は板張り

光が床の上で踊っているだろう

棚の上に何を置こう 

この家の前を通る時いつも私は想像するのです

赤い屋根の家の後
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からっと空き地になっている しかし庭の木や草花はまだ残っている

もしかしたら 元の方が新しく建てるのかしら そうなったらうれしいのですが


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モッコウバラが咲いていました 



モッコウバラも終わりましたね

季節は過ぎていきます

これを書いたのは5月でした

もうモッコウバラはありません

いつの間にか6月に

一年の半分が過ぎました

そしてこの赤い屋根の家のあったところに新しい家が建ち始めました

木も花もそのままに 北側にまとめられた蘭の鉢もそのままです

と、言うことは

きっと元の家の方が建て替えているのかと

ちょっと嬉しい私です










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by hanarenge | 2017-06-06 19:19 | 心模様 | Comments(0)
2017年 06月 04日

あなたも辛いだろうけど

帰宅途中

ガレージのあるところを通りかかったら

大きな声がした

罵しるような 文句を言うような

何があったのかな

そう思いながら歩く私の前に

怖い顔をした女の人が立ち現れた

不機嫌な顔で私の横を足早に通り過ぎて行った

それからすぐに 女の子と言っても もう中学生くらいの子が 困ったような 今にも泣き出しそうな顔で出てきた

振り返って女の子を見送ったけれど 肩を落として しおしおと歩いていく

彼女の背中が 彼女の心を如実に表しているなあと 見送った

叱られたのだろう

お母さんはとても怒っていたもの

何かやらかしたの?それとも。。。。。。

怒られると辛いけど お母さんも きっと辛いと思うよ

怒られるうちが花だよ

叱られやすい年頃ってあるねえ

お母さんとよく話してごらん

そんなことを思いながら私は彼女の背中に エールを送った
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自宅ベランダから 裏庭を

しろい十薬の花が咲く季節になった 十字架のように見えるこの花が私は好きだ


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by hanarenge | 2017-06-04 20:38 | 心模様 | Comments(0)
2017年 06月 02日

もうすぐ消える故郷



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私の故郷が見える

ドライブインから見ると 一番奥の薄い山の影がそうだ

山の形は変わらないのに

故郷はどんどん変わる

廃村になると言うことはどう言うことなのか

私の故郷に起きつつある変化にそれが見える

予期していたとは言え 実際を目の前にすると

悲しいとか寂しいとか言う感情はもう無いが

その変化に唖然とすると言うか、なんと言えば良いのだろうか

自然の持つ力 自然の持つ猛々しさ ううん なんと言おう

あっけらかんと広がる草 木

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これは私の母校 田舎の分校

教室は二つ 職員室は図書室と理科室が一緒の部屋の向こう

写真には写っていないけれど、手前に小さな給食室 ご飯はおくどさんで炊いていた
何しろ燃料はたっぷりあるから

おくどさんで炊いたご飯はとても美味しかったけれど、家で炊くのもこれと同じだからご飯の美味しさには長く気づかなかったなあ

天日で干し上げた稲と 湧き水 釜焚き これで不味かろうはずはないのだ

6年生になって本校に行くようになって 初めてガスで炊いたご飯を食べて その違いに唖然とした

本校は単純にパン給食だからと喜んでいたけれど(1/月くらいでご飯が出る)毎日続くと飽きてくるものだ

人間はつくづく贅沢にできているなあと感じる

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表に回ってみよう
楠がとても大きくなった この木と給食室の前の桜の木は 陣取りの本部になった

今でも思い出す きっちり二組に分かれて お互いの陣を取り合う遊び 楽しかったなあ!

校庭は狭いけど 草は一本もなかった ここでキックボールとかドッジボール?とかしたっけ

遊びが体育の授業になったり、その反対になったりもした

正面はお手洗い 私が2年生の時に出来た とても綺麗だった

この写真はすべて2015年11月のものだ 多分iPadで撮ったと思う


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故郷の山青く 故郷の水清く
 
空気は甘く

腕を広げ私を迎えてくれる

そんな故郷はもう無い

致し方のないこと

感傷的になってもはじまらない

せめて 私の故郷の今をここに残そう


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by hanarenge | 2017-06-02 19:10 | 心模様 | Comments(2)
2017年 05月 03日

山道通学

小学校は 分校へ行った

ちいさな分校は たった二つの教室

複式授業だった  

低学年は複複式?

1年生から3年生までが一つの教室

4年生と5年生がもう一つ

休み時間の遊びは ほとんど全校生徒参加だった 何せ人数の加減もあるんですよ 

6年生になると 6キロくらい離れた本校通学が始まる

もちろん1年生から 何かあるたびに本校まで歩いたが 毎日ではなかった

6年生は毎日 雨も風も日照りも雪も関係のない 山道通学が始まる

それは当然のこととして生徒に受け入れられていた

小学校と中学時代の山道通学のことなど書いてみます

毎朝友人と待ち合わせて 山道を下る

そしてそれは 移り変わる季節をたっぷり味わうことでもある

野いちごが真っ赤に熟れて 私は躊躇なくそれを摘んでは口に入れるが 真面目な友人は学校の行き帰りに物を食べてはいけないと言う規則に縛られて 私に文句を言う

私は私でそんな彼女に生返事をしながら ありったけのスピードで野いちごを食べつつける

なんてったって美味しいんだから 買い食いじゃないんだから 道にあるんだから 食べたいんだから 甘いんだから

とうとう彼女も食べ出すのだ

バナナの木を横目に見て(バナナはならないがこの葉で押し寿司をするのだ バショウとか言っていたように思う)

道を下ると ショウジョウバカマが咲いている

毎年増えもしないが減りもしないで 変わらずに可憐な花をつけるこの植物が私は大好きだった

道はどんどん下り坂 杉の山の中の一本道を下っていく

空気は少しひんやりとして 土と苔と木の匂いがしている

友人とのおしゃべりは果てしなく続いている

夏には蜘蛛が巣を張るのでそれが苦になった

登下校の時にベタッと顔にくっつかれてはたまったものではない 私は蜘蛛が大嫌いだ

だから友人と順番を決めて 木の枝で払いながら歩くのだ

夕方は蜘蛛が巣をせっせとはるから、暗くなってもしっかり目を凝らさないといけない

毎日巣を張り替える種類の蜘蛛が山道にはかなりいる そいつらがせっせと精を出して家を作るのだ

でも こっちとしてはそんな事にかまってはいられない 顔や服につくのは嫌だし たまに蜘蛛まで付いてくる 

そうなったら一大事 暗い山道に私の悲鳴がこだまする

朝は朝で やっぱり壊れかけた蜘蛛の巣が残っている 油断は禁物

一度など大急ぎで山道を駆け下りる私のお腹のあたりの高さに ジョロウグモの巣と彼女(大きかったからメス)がでんといたことがある

ものすごい勢いで急ストップ 泣きそうだった

その朝は日直で私は早く家を出たから 一人の登校だったのだ

その辺の草を用心しながら手にして 思い切って巣を払った 彼女は??何と!!草を伝わって私の手の方へやってきた!!

きゃああああ 思いっきり草を下の田んぼへ放り投げた私 タッチの差で彼女も奈落へ ザマアミロ!!

暗い夜道に光が尾をひく 翡翠のようなその色はホタルだ

友人の髪に止まったこともある 綺麗な髪飾り 私は見とれてしまった

分校の下まで来ると山道は途切れて大きく空が開けてその下に水田がある

ホタルは水田の上でたくさん 舞っている それは何と美しい光景だったろう

翡翠の帯があっちにもこっちにも尾を引いて消えていく 私と友人はものも言わずそれを眺めていた

光は弱くなったり強くなったり またたいたり いろいろな表情を見せてくれるのだ

ホタルの季節が過ぎたら ありがたくない事にヤブ蚊の襲来も始まる

竹藪の中を通ると必ずヤブ蚊が団体でやってくる いやはや今年初めての洗礼 痒いのなんのって!!!

用心してあちこち叩いても 必ず噛まれた いや血を吸われた

血を吸った蚊を叩き潰すと 後で猛烈に痒くなる 毎年の恒例だ

それでも友人と私はおしゃべりを続ける 毎日会って毎日山道を歩くのだが 話は後から後から湧いてくるのだ

やがて夏休みも終わり 二学期だ

空気も冷たくなって日も短い

真っ暗になった山道は まるで何かが口を開いているかのようだ

満月の晩 道は白く光り 空は冷たかった 月の明かりになれた私の目には今から入っていく山道がとてつもない闇の世界のように思えたものだ

少しの物音がまるで何かが待ち構えているように思えたり この世のものではない者が潜んでいるように感じたり

おっかなびっくりで山道に入っていく私のうなじがぞわぞわした 怖かった

ところが友達と二人だと平気なのだ もうどんなことも怖くも何ともない 一人だと想像力が果てしなく広がってしまうのかもしれない

雪が降ったらもう大変 滑りやすい山道は用心がいる

一度など ホタルを見た田んぼの上から カバンだけ先に放り投げたことがある

その年は雪が多くて 深かった 細い道はバランスが取りにくく 滑ると下まで転げ落ちそうだったから 友人と熟慮の上 先に通学カバンを落とそうと

しかし カバンが途中で口を開けてしまい 教科書 ノート 筆箱 果ては弁当まで出てきた

カバンが下の田んぼに着地するまでに それらのものは カバンから飛び出して 放物線を描きながらあちこちに落下して行ったのだ

もう 笑った 笑った お腹が捩れるとはあのことだろう いまでもその光景を思い出すと笑えてくる

友人はこれも笑いながらあっけにとられたように 落ちるって思わんかったと

ちゃんと閉めてなかったら 落ちるわ

これは中学時代 山道が尽きたら自転車通学なのだが その道も雪で埋まっている

だから自転車は押していく 当然遅刻 でも仕方がない これが当たり前 そんな時代でした 

とにかくこうして書いていると 鮮やかに蘇ります あの山道の匂いまでしてくる気がします

季節毎に違う光景 季節毎に変わる山道の小さな事件 私の子供時代が目の前を横切っていきます

スキャンしたら故郷の様子はわかりますが  写真はあえて載せません 

どうぞ山道を想像してくださいな

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by hanarenge | 2017-05-03 21:45 | 幼い頃の・・・ | Comments(2)
2017年 05月 02日

庭石菖は夏と共に


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庭石菖は今頃咲くのですねえ

Yちゃんこれはアメリカの花よ 祖母が言ったことも思い出す

私にとってはこれは夏の花

田舎の道にツンツン ツンツン それはたくさん咲いた

素足にこれが触れると こそばゆいような痒いような妙な感触

でもこの花は それこそ道いっぱいに咲いているから 踏んで通らないと仕方がない

もう夏休み 私はウキウキ

夏休みは蚊取り線香の匂いと お盆の仏様 そしてラジオ体操 海は最高の楽しみ

夏の友 競書会 図工 絵日記 肝油 読書感想文 写生

いっぱい課題があった

だけど ウキウキの夏休みは始まったばかり

今日は下の川まで泳ぎに行く 大きな川だ 深い淵もある 

緑色に見える淵の底には白い流木が骨のように揺らいでいる

だから淵の方へは行かない

水中眼鏡は持っていない 自分の目で見る川の中はぼやっとして何もかもが二倍に見える 虹色に縁取られて見える

川の上の方から水に入る。ふわりと浮いて流れて、耳の周りで川のささやき声が聞こえる 

私は顔をつけて潜っていく 目を開けると 

石が水の中で色とりどりに輝いて見える 

それは人魚姫のお城の庭のようだ

底まで潜って大きな石をつかむ そうすれば川は私を追い出そうとはしない

大きな石を持って 川の底で座ると 私の髪は逆立って水に着いて行きたそうにゆらゆら揺れる

大きな石も川の底では私の手にも軽々と扱える

アチコチ見回してみると 魚が泳ぐのが見える

川の中は光が溢れてとても明るい 見上げたら泡が滑っていく 木の葉もクルクル回っている

息の限界までそうしていて 一気に石を離すと 私はふわりと浮き上がる

あとは流れに任せて

友達の家で休憩して アイスクリームをもらって おしゃべりして 私たち3人は山の上に帰っていく



庭石菖の咲いている道をさっきと同じように踏みながら

夏の終わりの物悲しさ

家の隅っこが青黒くなって日が短くなったことがわかる

そして私は世界中に取り残されたような寂しさを感じるのだ

だけどそれはまだ先

だって 夏休みはまだ始まったばかり

ウキウキの夏休みは庭石菖が知っている




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by hanarenge | 2017-05-02 06:45 | 幼い頃の・・・ | Comments(2)
2017年 04月 28日

タイトルは何が良い?

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多分空を背景に入れたと思う そういうことはすぐ忘れるのだ^^;

霧の中で撮ったみたいな感じで好き

私の独断と偏見だよ

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同じく


この前の万博のポピー



思ったより雲が多かった 後になって日が差してきたけど それもすぐ雲に邪魔されると言うような具合

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これってお絵描きみたいじゃない?

オレンジと黄色の絵の具 いやクレヨンかな

小さい時 お気に入りの色ってなかった?

花びらの傷んでいるのが散見される中で、この花はまっさらぴん!だった

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by hanarenge | 2017-04-28 05:31 | 心模様 | Comments(2)
2017年 04月 26日

PM5:50のワクワク

朝から降った雨も夕方には何とかやんだ

仕事が思ったより早く終わって 駅に着いたのは5;20くらいだったろうか

家路を辿っていると水滴のついた葉っぱが見えた

その向こうにはサクラソウ

私の胸がコトンと鳴った

このごろちょっと沈みがちだったけど 

もしかしたらワクワクできる?

夕方が迫るけど とにかく帰ろう

マクロを取りに帰ろう

まさか仕事先にカメラは持っていけない

雨上がりのチャンスなんて現役ではなかなか行き当たらない

私は超面倒くさがりやで 気が向かなけれれば 縦のものを横にもしない手合いだが

カメラは苦にならない(今のところはね)

風が出てきた でも大丈夫だろう

家に戻る間も 戻ってすぐに引き返す間もワクワクしていた

水滴の向こうのサクラソウ 取れたら良いなあ!!

ところがそこの足場は良くない おまけにかなり低い位置に水滴の葉はあって坂道になっている

溝には雨水が溜まって。。。。。。。

ズボンはシミだらけ 裾の長いジャケットは裾が溝に浸かってしまった

そしてそうまでして撮ったのに 全部ピンがずれてた!!! >< 泣きたいね〜〜〜〜〜

削除だ 

でもさ PM5:50にワクワクできたから良しとしよう ね

毎日一つづつでも良いことあればいいね 

1個ずつ見つけて行こう・・・・・・・と思ったよ 

まあいつ変わるか わかんないけどさ 笑
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by hanarenge | 2017-04-26 20:10 | 心模様 | Comments(0)
2017年 04月 25日

私の桜物語

桜も気がつくと終わりましたね

みなさんの今年の桜はいかがでした?

心に残る桜と巡り会えましたか


花の季節は心がざわざわとしてくる

坂口安吾が 「桜の森の満開の下」の傑作を書いたのは有名です

彼の心にも満開の桜が妖しく揺れていたのでしょうか

作家というものは、見かけがどうであれ心の中に狂気を抱いているものだと私は思っています

いや 私のことではありませんよ 笑 作家じゃないしって言わんでもわかってるよね 爆笑




ショート ショート 「桜と女」を書いていますが どうにも筆が進みません

妙な方向に筆が滑っていきます

こういう時は無理に書くと必ず失敗します(と、言い訳 笑

書けないかもしれません



代わりにと言っちゃあ何ですが。。。。。。

私の故郷の桜と 心に深く残る桜のことを 書こうと思います

私の心に咲く桜は山桜

ソメイヨシノではダメ あれは退屈な桜だ


私の故郷は深い山の中 

と言っても 子供時代は美しく手入れされた棚田と畑 雑木林と山林が広がる里山だった

私はレンゲが咲く田んぼで遊んでいる

暖かい光は野にも山にも満ちて、向かいの山の影が濃い

風もないのに白い山桜が私に降ってくる

ちょっとした広場が上にあり そこに樹齢何百年かの山桜の古木があるのだ

ひらひら はらはら 桜が舞い落ちる 私はレンゲを摘むのに忙しい

いつの間にやら風が出て 花びらはますます落ちてくる

私の頭の上にも、田んぼの緑の草の上にも白い花びらが舞い落ちる

目をあげると 陰影の濃い向かいの山が見える そこにも山桜の古木がある

谷風に花びらが舞うのが見えるのだ

谷風が山肌を縫うように上がっていく その風が桜に到達すると しばらく時間をおいて花びらが舞うのだ

私の頭の上の桜と山の桜は まるで呼応するように花びらを散らしている

私はレンゲ摘みをやめて それをじっと見ている 多分小学校に上がるか上がらないかの私の桜の記憶です」


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もう一つ 忘れられない私の桜

静かな静かな風のない夜

満月だった

道が煌々と光っているように見えた

山道を走っていた私は 思わず車を止めて降りてみたのだ

満月の夜は銀色の夜だった

柔らかい月の光は 山も道も草もなにもかもを銀色のベールで覆っているかのようだった

そして、暗いはずの山の端は薄い青色に煙って見えるのだ

夜はこんなにも華やかだったのだ 

銀色の光が溢れる中で 一本の桜が花びらを散らしていた

風もないのに、我と我が身を震わせるかのように その桜は花びらを散らしていた

桜の花びらは月の光を受けて真白く輝くのだ

あるかないかの風に乗るように桜の花びらは しばらく木の周りをひらひらと舞っている

そして静かに落ちていくのだ 

私の目にはその落ちていく一枚一枚の花びらが 行く春を惜しんでいるかのように見えた

一生に一度見るか見ないかというような光景でした

満月の夜 花びらが舞う 

月明かりの下で静かに春を舞う

私はどれくらいそこに立っていたのでしょうか

どんなカメラにも捉えきれない美しさと広がりがそこにありました

私の忘れられない桜です

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by hanarenge | 2017-04-25 00:14 | 作文 | Comments(0)