心の万華鏡  

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2016年 04月 25日

Elvisの事(ディクシーとElvis 3)

Elvisとディクシーは、ますます離れがたくなり、ある時など今すぐ結婚しようと思い立ったほどだ。
アメリカには、そう言う郡と言うか街が有って、そこでは、何時でも誰でもすぐに結婚の手続きが出来た。
でも、いつもそこから先の事で、悩んでしまうのだ、どこに住むとか、どうやって暮そうかとか。
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それに、ディクシーはまだ学生なのだ。両親の心配もそこにあった。

結婚しよう、だけれどそれは今ではない、そして結婚までは純潔でいよう、二人はそう約束した。

このまま、何事も無かったら、今までの生活が続いて行けば、きっと二人は結婚しただろうと私は思う。
幸せになれたかどうかは、誰にも解らないけれどね。

私の思いとしては、二人は幸せになって欲しいと思う。

だけど、人生にIFはない。


Elvisに電話がかかって来た。

まだディクシーと知り合う前にサンレコードで、Elvisは一枚のレコードを自費で作ったのだ。
少ない小遣いを遣繰りした$4を握りしめて、ありったけの勇気を振り絞ってサンレコードに行ったのだ。

Elvisがスターになっていくにつれ、この話は有名になって行ったのだが。
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写真は サンレコードのサム・フィリップスと助手のマリオン・ケイスカー

曰く 母親のバースデイプレゼントの為に作ったとか、自分の声がどんな具合に聞こえるか知りたかったとか。
色々な説が伝説となって今は語られている。
しかし、このレコードは、その後、長い間行方不明となっていたと言う。

サンレコードのマリオン・ケイスカーとの会話は有名だ。
『貴方は何を歌うの?との問いに、僕は何でも歌います』
『カントリーは?イエス・マム ブルースは?イエス・マム』 
『では貴方は誰に似ているの? 僕は誰にも似ていません。』

この時、もしシンガーが必要ならとElvisは彼女に言っていたのだ、必要なら電話すると言ってくれたがその連絡は無かった。

それが、この日電話が有ったのだ。
もちろんElvisは飛んで行ったに違いない。この日がElvisの運命の日だったのだ。

「Elvisは、時々このスタジオにフラッと顔を出していた。」
「忘れられない為でもあっただろうし、このスタジオからは結構有名なシンガーが出ていたから、惹かれるものが有ったのかも知れない。」

しかし今、Elvisの心を捕らえている問題は、ディクシーと3週間も会えないと言う事だ。
しかも、Elvisとディクシーが出会った教会の聖歌隊、ブラックウッド・ブラザーズが乗った飛行機が墜落事故で、大勢のメンバーが亡くなった。
ディクシーの家に来たElvisは泣いていたと言う。ディクシーも、事故を知ってショックを受けた。
きっと2人で大泣きした事だろう。

このタイミングで、彼女は家族とカリフォルニア旅行に行くのだ。恋人たちに取って初めての長期の別離なのである。

ディクシーは、こんな時に出かけたくなかったが、この旅行は、だいぶん前からの計画で変更は出来ないのだ。
現在なら、ネットやスマホなどでいつでも連絡できるけど、この時代、電話か手紙くらいしか連絡手段はないし、Elvisもディクシーの家も裕福ではない、はっきり言えば貧しい家庭だ。
旅先のディクシーが、いつも電話を使える環境にあるとは限らない。

2人は離れていたくはなかったし、離れていることに不安もあった。両親は2人を気遣い、旅行の前日には出来るだけ2人で居られるようにしてくれたと言う。

出来るだけ電話や手紙で連絡を取り合い、決して心変わりはしないと2人は固く誓い合った。
この純情!!!



彼女がいない間、Elvisが、吹き込んだ歌は、ヒットの兆しを見せ始めていた。

ディクシーに打った電報は「僕の歌が凄いことになっている、すぐ帰れ」とあった。

帰って来たディクシーに、Elvisはきっと、苦労した吹き込みの事や、ラジオ局でインタビューを受けた事など話して聞かせたに違いない。

トラックドライバーとして働き、家計を助けていたElvisにとって、もっと稼げるようになる事は、喜ばしいことだったろう。
何と言っても、母親に楽をさせてやりたいと、小さい時から思い続けていた彼だ。
それに、稼ぎが増えれば、結婚への道も近くなろうと言うものだ。

少ない週給の中から、自分たちのデート代とガソリン代を取りのけるだけで、当然のように家にお金を入れていたのだ。

ヴァーノンもグラディスも、ほとんど仕事はしておらず、実質家計はElvisが見ていたのだが、ディクシーは、彼がそれを嫌々ではなく全く当然のように、そうするのが当たり前のようにしていたと言っている。

やがて、Elvisは各地を演奏して回るようになっていく。仕事を辞めてプロの歌手になったのだ。
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Elvisは、ディクシーが、彼のいない時に他の誰かと出かけたり遊んだりするのを、嫌がった。
彼の不在時は自宅かプレスリー家に、居て欲しかったのだ。

そして色々な事が変わっていったのだ。

始めは、まだ笑っていられた・・・・が、どんどん忙しくなり、今までのようには逢えなくなっていく。

今までは、Elvisが世間を求めた。俺を見てくれ、俺の歌を聴いてくれ、そんな感じだったろう。

今や、世間が彼を求めていた。何時でも何処でも、Elvisの行くところには人がむらがった。

そして、Elvisは、新たな自分の魅力に気が付いたのだ。

女の子は、何時でも何処にでもいた。彼女たちのいない所を見つけるほうが難しい始末だ。
彼女たちの中にはElvisに目をとめて貰う為だったら何でもするような子もいたのだ。

彼は、旅先で女の子たちといる事も、あった。
だけど、ディクシーには、それを止める手立てはなかった。(もちろんディクシーは、そういう事を全て知っていたとは思えない、きっと、Elvisは、そんな事を彼女に言わなかったと思う)
もちろん、ファンは大切だ。それは解る。

彼の不在中は、家で大人しくラジオでも聞いているしかない。この頃の喧嘩は、その事が原因だった。

あなたは3週間も留守になるのに、その間ずっと私は家にいるの?

時には、怒ったElvisが指輪を取り上げることもあった。
だけど、まだディクシーが、ポーチにいる間に、彼が戻ってくるのだ。

お互いに最後は抱き合って泣いてしまうのだった。

ディクシーは、Elvis以外の男の子と出かけたり特別な関係になったことなどない。
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彼はディクシーに正直さと誠実を求めたが、自身は必ずしもそうではなかったと思う、かと言って、ディクシーを裏切っているとか、そういう意識は多分なかったのではないだろうか。

こう言っては言い過ぎかも知れないが、旅先での事は通りすぎて行く風景のようなものだったのではないだろうか。

「彼の範疇」では、ディクシーに誠実だったのだろうと思う。

(後年のElvisもツアーに明け暮れたが、彼はプリシラにも家で待っていて欲しかったのだ、彼はちっとも変わっていないのね)

それに何と言っても、Elvisはディクシーを愛しているのだ。

ディクシーは、不安だったと思う。彼がどんどん手が届かない所に行ってしまうのだ。

彼に、歌を止めて今までの様にずっと私といて。などとは、言えない。Elvisが歌手になるのをどんなに願っていたか良く知っているもの。

とは言え、ディクシーはElvisが自慢だった、ハンサムでどんどん人気が出ている若い歌手、その彼が恋人なのだ。

逢った時はいつも優しく誠実で、彼が世間で言われるような人では無い事は、ディクシーには解っていた。

Elvisと一緒に行ったダンスパーティーで、ディクシーはどれほど彼を自慢に思い、嬉しかった事だろうか。

ツアーで、忙しかったが、それでもクリスマスは一緒に過せた。
Elvisは、ディクシーに素敵なプレゼントを用意していた。
もちろん、ディクシーも、プレゼントを用意していた。楽しいクリスマスだった。
しかし、変化は目前に迫っていたのだ。

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メンフィスでの野外コンサートで。(まだElvisの舞台衣装=袖の膨らんだシャツは、母親の手製だ)

コンサートはファンが熱狂して大変な騒ぎだった。
ディクシーは、彼のコンサートを、彼の両親と一緒に、特別席で見た。(Elvisは家族やディクシーの為に特別な席を頼んでいた)
大変な騒ぎの中で、彼女は貴方たち何を騒いでいるの?黙って歌を聴きなさいよと思ったそうだ。
この彼女の気持ち、解る気がするなあ。とても複雑だったと思う。
人気が出るのは嬉しいけれど、Elvisはもう自分だけのElvisではなくなりつつ有る。。。。。

落ち着くかと思ったが、彼の人気は狂乱状態になっていった。
何処まで行くのか、何時まで続くのか、誰にも解らなかった。

ツアーでますます忙しく、もう以前のように逢えなくなっていた。それでもお互いに大好きだったけれど。

やがてElvisは、パーカー大佐のマネジメントで全米デビュウーを飾り、レコードも売れに売れた。

もう戻れない、2人の素朴で暖かい時間は過ぎ去ってしまった。

嫌いになった訳ではない、好きかと言われたら好きだと言える。Elvisも悩んでいた。

仕事に忙殺されて、余裕も何も無いのだ、ただ歌って移動してまた歌って、また移動、その繰り返しだ。

逢う事も出来ない、疲れ果てて電話も出来ない時もある。これでは付き合っているとは言えないだろう。

世の中にはそれでも絆が切れずにいる人もいる、しかし・・・・・

Elvisもディクシーも解っていた、もう続けられないと。(自然とそう言う方向に向いて行ったのだなあ、淋しいけれど。)

ディクシーが、終わりだと思うと自分の両親に話した時の事だ、これが泣ける。

彼と別れて、誰か別の人と結婚していて、Elvisが、僕が間違っていた、戻って欲しいと言って来たらどうするの?と母親に聞かれたときに、ディクシーはこう答えた。
『誰と一緒になっていても、別れてElvisの元に行くわ」その時は本当にそう言う気持ちだった、何の迷いも無く答えたと。

Elvisの母親のグラディスも、ディクシーがElvisと別れる事を聞いて、悲しんだと言う。

彼女も、また、Elvisを失った1人なのだ。可愛い息子はスターになって、自分の手から飛び立って行った。
もちろん、Elvisは母親を1番愛しているし、息子だから絆が切れる訳ではないが、やはり自分だけの我が子ではないのだ。

彼の人気と比例するようにグラディスのストレスも増して行ったのだ。

こうして、二人の道は右と左に別れて行った。

ずっと同じ街にいたから、時々は友達として会っただろうし、話もしただろう、彼の事は嫌でも耳に入って来る。

ディクシーは、幸せな結婚をした。

そして、Elvisは、メンフィスから世界へと向ったのだ。

もう戻れないし、戻るつもりも無かった、自分の力を試すのだ。

栄光とそして孤独に彩られた人生が始ったのだ。

LAST TRAIN TO MEMPHISより


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by hanarenge | 2016-04-25 00:59 | Elvis | Comments(0)
2016年 04月 17日

2016 04 京都 桜 2

母は退院しましたが、やはり、もう高齢、すっかり元にと言う訳にも参りません。

ケアマネージャーさんやヘルパーさん、Dr、色々な方にお世話になりながら、相談しながらのこの頃です。

右足の開放の傷の処置もあります、1年以上かかるだろうと言われていますが。。。。

そんなこんなで、中々皆さんの所にお伺いも出来ません。

京都の桜、アップします。
今出川通りにあるお気に入りのパン屋さん、一見、パン屋とは思えない店構えと内装です。
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お花見は御所に限ります シックな方です 愛嬌者のわんこ付いてます

足下の春 ニホンタンポポです
 

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ナッツみたい 食べたくなりました
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閑院宮邸跡前の桜 異国からのお二人は肩を寄せ合って
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オオシマザクラ  桜餅の葉っぱになります
だからここは、桜餅の香りがします^^
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宗像神社では・・・・・
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まだ木は若いけど西側の枝垂が満開でした

この後は  
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西陣の雨宝院へ 小さなお寺ですが桜が見事
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あ〜〜〜〜今年も振られた まだまだ一部咲きくらい
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椿はもう終わり近し
最後に
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小さな♡と
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花束を 
どちらも御所で。


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by hanarenge | 2016-04-17 09:56 | 京都 | Comments(0)
2016年 04月 06日

2016 04 京都 桜

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水に浮かぶ花びら
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どんぶらこっこ どんぶらこ 山から鹿が流れてきました。なんでやねん。

鴨川を工事しています この鹿はどこから来たのかしらね。

京都市内で鹿を見たのは私は初めてです。奈良みたいや。

午前8時の京都、足を向けたのは
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京都御所 御苑とも言いますが、私は御所と言うてしまいます。

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御所に咲くのはニホンタンポポ
年中咲いているセイヨウタンポポではありません

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これは、キツネのボタン 私たちはそう言う名前で呼んでいました


田舎にいっぱい咲きました、とても可愛らしいのですが毒が有ります 

正確にはウマノアシガタ キンポウゲ科ですって
キツネのボタンの方が良いと思いませんか?

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私の好きな枝垂桜 花びらが可愛らしいでしょう?
近衛さんのお屋敷跡からちょっと西に向うと何本かあります。
この桜の絵を描いていた人がいました。
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椛の花は本当に小さくて
若い緑、柔らかい緑 その先に赤く小さく咲きます 花火の様です
京都の桜 まだ少し続きます。






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by hanarenge | 2016-04-06 22:23 | 京都 | Comments(0)