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2016年 03月 22日

私が泣くとき

私が泣くとき 

泣くときなんて、沢山あるじゃない 人生は涙の海だ  誰かが言っていた?

いやいや、人生は涙の海でもだ、泣くときと、タイトルつけた限りは泣く事を書かなくっちゃね。

もちろん、Elvisの事でも泣ける まだ書いてないけど、ディクシーの言葉には胸にぐっと来るものがある。

それはこの次の記事まで取っておこう。

泣いた赤鬼  
濱田廣介のあの童話。

これはジンと来るとかそう言うものではない、読み進んで青鬼が赤鬼に手紙を書いて、それを赤鬼が読む下り。
親友は去って行った。そしてもう二度と会う事はないのだ、
あの下りで、私はいつも涙腺が崩壊するのだ。ほとんど号泣と言ってもよい。

幸福な王子          
オスカー・ワイルドの短編小説 私はこれを、アンデルセンの童話だと思い込んでいた時期が有る。
南に渡り損ねたツバメと王子のお話 像であるけれど王子には魂が有って、町の貧しい人々の事を思って心を痛めていた。
ツバメはそんな王子の手伝いをする
絵本を読んでいても、涙で声が曇る 息絶えるツバメと王子 町の裕福な人々の醜さ やっぱり私の涙腺は崩壊する。

そして、今日の本題は・・・・・・・

マディソン郡の橋

小説はベストセラーになり、映画はメリル・ストリープとクリント・イーストウッド(主演と監督)で、やっぱり大ヒットした。
ここでくだくだストーリーを書いても退屈でしょう

そして、この物語を絶賛する人と、つまらない、くだらないと切って捨てる人に、物の見事に別れている。

これは、大人の純愛物語り、究極のラブストーリー

これはお子様では解らない。

まあ、好き嫌いは有って当然だし、自由だ。

私は何年も前にこれを観た、そしてイマジカか、ザ・シネマでに上がっていたのを、去年録画していたのだがそれをやっと観た。

それと合わせて、iTunesで原作を買ってiPadにも入れたのを読んで。。。。。。。

フランチェスカ(メリル・ストリープ)にロバート(クリント・イーストウッド)が、一度だけ書いた手紙を読んで、またまた涙腺が崩壊してしまった。

もちろん映画もそうだ。

イーストウッドの(彼はこのときもう65才だ)少年のような眼差し (何?それ?なんて言わないでよね)
フランチェスカのキッチンで、彼がフランチェスカを見るあの眼差し。
フランチェスカのロバートを見上げる、あの目。言葉などいらない、眼差しが全てだ。

雨の中で、車の中にいるフランチェスカと、あの雨の中に立ち尽くすロバート。
少しだけかわす微笑み。もう二度と逢えない、逢う事は叶わない。

フランチェスカと夫の乗った車の前に、ロバートのトラックがある。
ロバートは、ペンダントをミラーに掛ける。
フランチェスカはそれを見る。ペンダントは揺れている。 涙をすかして目を凝らすのだ。
ロバートの気持ちが痛いほど伝わって来る
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フランチェスカの右手が車のドアにかかる、このドアを開けて!!このドアを開けて彼の元に走って行くのよ!!

やがて信号が変わり、何も知らない夫のリチャードはクラクションを鳴らす。
フランチェスカは思い出す、私の責任、夫と子供たちへの責任 それは投げ捨ててはいけないものなのだ。

やがて、ロバートの車は左へと去って行く。

行けないと言った私が悪いの でも、何故行けないのか説明させて。もう一度教えて、何故私が行くべきなのか。

お互いがお互いに逢う為に生まれて今日まで生きて来たのだ、私が写真を撮っているのは、フランチェスカ、君に会う為だったのだ。
もうずっと、遥か昔、私はどこか高い所から落ちたのだ、それはフランチェスカ、君に会う為だ、君に向って落ち続けたのだ。

そしてロバートはフランチェスカの視界から消えた。

もう二度と逢えないのだ。お互いを思いながらずっと生きて行くのだ。

でも、フランチェスカは、その時は解らなかった、ロバートの言った事が。
それは、後から解ったのだ、彼の言った事は正しかった。もしあの時それを理解していたら私は行っていただろう。

フランチェスカは、農場に残り、今まで通り善き妻、善き母であった。
ロバートとの4日が無かったら、私は農場で生きて行けなかっただろう。

長い年月が過ぎ去り、リチャードは、お前には夢が有ったのだろう しかしその夢を与えてやれなかった、すまないと言って先に逝ってしまった。
リチャードは、ロバートとは違う、絶対に違う、決定的に違う。
しかし彼もフランチェスカを愛している。それは彼女が一番良く知っている。
だから、彼女は彼に責任があるのだ。

もしかしたら彼は・・・・・・ある時期に知ってしまったのかもしれないし、そうではなかったのかも知れない。

フランチェスカはロバートの死を知る、そして彼の思いを改めて知るのだ。それはフランチェスカと同じように揺るぎない思いだ。

あの橋の袂に、ロバートの遺灰はまかれたのだ、彼の遺言に寄って。
そして、フランチェスカもまた灰になって、橋の袂にまかれた。(私は家族に自分を捧げました、残の身はロバートに捧げたいのです)


アイオワの、遠く過ぎた暑い夏の4日間の物語である。


余談ですけど、これは初めはハッピーエンドの映画となるように脚本が書かれたらしい。
しかし、それは気に入らないと言う事で、監督がクリント・イーストウッドに変わった。
彼はこの映画は原作通りでないといけないと思っていたそうだ。

これがハッピーエンドだったら・・・・・いやいや、後味はさっぱり良くないだろう。何も残らない映画になる。
私の涙腺も崩壊しなかったし、本も買おうと思わないし記事も書かないね、きっと。

そして、ロバート・キンケイドは、彼の友人たちが言うにはクリント・イーストウッドそのものだった。
彼にとても良く似ていたのだ、考え方も物腰もね。
今までは違う人を演じたけれど、今度は自分自身だったとクリントは言ったらしい。
(彼の友人たちとは、クリント・イーストウッドの友人たちと言うことです。ロバート・キンケイドは小説の中だけの人物です)

監督となったイーストウッドが指名した相手は、メリル・ストリプープ1人だった。彼女でなくてはならない。
このイーストウッドのセンスは素晴らしいと思う。

そして、最後の雨のシーン、あの時はメリルの演技を見ながら、彼女をロバートの元に行かせてやりたいと共演者やスタッフ、監督、皆で泣いたそうだ。

メリル・ストリープは、映画の後半ではもうずっと泣きっぱなしで、氷で目を冷やしながらの撮影だったそうです。

当然の事ながら、イーストウッドは、この撮影を物語の初めからストーリーを追って撮ったとか。これは大正解。

あのキッチンでのダンスとキスの名シーン、イーストウッドはメリルの背中越しに指示を出していたとか ちょっと笑いました。

そして、ロバートがキッチンで男泣きに泣くシーン、みんな(メリルやスタッフ、共演者)が、イーストウッドの名シーンだと言ったのですが、結局このシーンをカットするようにクリントは指示したらしい。
見たかったなあ!!!!!。


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by hanarenge | 2016-03-22 22:53 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(2)
2016年 03月 13日

2016 02 15 姪のM子と京都へ

私には二人の姪がいる。

その内の1人と京都へ。

寒い一日でしたが、賑やかに回りました。

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何処にしようかと思ったけれど、可愛いお店も並んでいるし。。。。ベタですが、八坂の塔の坂からです。

オルゴールのお店を見つけたM子ちゃんは
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早速物色中^^いいのがあるかな〜〜〜〜
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友人へのプレゼントとかで、猫が好きでフルートを吹いているからと言う事で このオルゴールに。
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彼女が自分へのプレゼントとして買ったのは 万華鏡です。これは外の景色が写りこんでそれが万華鏡のようになると言うもの
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私はお店の承諾を得てから写真をば^^ イースターエッグの形のオルゴール
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後はお花のプレートの物もありました、全て本物の花を特殊加工しているそうですよ。このドームも可愛いわね。
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いつも横目で見て通る文の助茶屋へ M子はお汁粉 私は甘酒。寒かったからね〜〜〜〜
ま、もう来る事ないでしょう(平均的なお味よ)

お昼は宮川町の蜃気楼で頂いて
この子たちに会いに建仁寺へ
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じゃ〜〜〜ん 風神&雷神 良いコンビやわ〜〜〜〜私はこの子たちが大好き♡
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襖絵 その1
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その2
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こんなんもありますえ
石塀小径から八坂さんへ
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23才姪っ子 何を願う???内緒だって 笑
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八坂さんの美顔水です これを塗ったらお肌にいいのだそうです 
そやけど別嬪さんになろ 思たら 内面から磨かんとあきまへんな
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文の助茶屋の隣にある焼き物のお店 妙な顔のお面がいっぱい並んでますやろ?
そこで買ったのが、この土鈴
角度が変わるとお顔も変わるんどっせ 笑

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by hanarenge | 2016-03-13 11:38 | 京都 | Comments(0)
2016年 03月 04日

Elvisの事(ディクシーとElvis 2)

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翌日の朝、Elvisの姿は教会になく、ディクシーはしょんぼりしてしまったのだが、その夜、Elvisから電話が有った。
もう、Elvisは水曜日か木曜日まで待つ事なんか出来なくなっていたのだ。
その夜映画を観に行き、水曜日にもまた映画に行った。
両親に会わせない色々な言い訳を、Elvisと両親にしていたディクシーは、知り合って一週間めの土曜日に家に迎えに来たElvisを、家族に紹介したのだ。
もちろんElvisは紹介して欲しいと思っていたし、ディクシーもそうするつもりでいたのだ。
しかし、彼の見かけが普通の男の子と違っている事を忘れていたのだ。
姉たちには話していたけど、彼の外観の事はきっと言っていなかったのだろう。
初めて彼を見た両親や姉たちは仰天しただろうと想像するのはかたくない。
案の定、ディクシーは母や姉たちに、Elvisのいないキッチンで叱られた。あんな子と付き合うのはどういう事?
ディクシーは、一生懸命にElvisの弁護をした。見かけと違っていい子よ、知り合ったのは教会だし。
そう言いながら、家族の誰かがElvisが傷つく事を言って、彼が帰ってしまわないかと、気がかりだったと言っている。
あの長い髪に、翌日、散髪代だと言って叔父がElvisに2ドル渡そうとさへした。
そんな事は問題にはならなかった、二人にはどうでも良かったのだ。
そしてElvisは、その夜、ディクシーに指輪を贈ったのだ。
つまり、二人はステディになるのだ。他の誰とも付き合わないと言う事だ。

それからしばらくして、今度はElvisがディクシーを家族に紹介した。
Elvisは、母親が色々とディクシーに質問している間、まるで落ち着かず、二人の側をウロウロしていた。
早くこの面接を終わらせて、彼女を送って行き、どう思うかと母親に聞きたかったのだろう、好印象を持って欲しいと切望していたと思う。

母親は、細かい事を色々聞いた。

そんな母親に気に入られたのかどうか、気になっていたのだろうが、Elvisに母親の答を聞いで、ちゃんと認められたと確信したとディクシーは後年述懐している。

こうして二人は毎晩のように会った。会えない時は電話で話した。長時間の心を込めた電話で、長電話が過ぎると叱られたりもした。
「両親は私が真剣であるのが解って、Elvisはいつも礼儀正しいし、二人の関係が誠実なものだと解ってくれた、私たちの品行に関しては信用してくれた」
つまり、Elvisは娘の恋人として家族にちゃんと認められたのだ。家族もElvisが大好きになったそうだ。

もちろん、ディクシーもElvisの家族に認められ、いつも遊びに行ったし、Elvisの母親と買い物に行ったり、料理を教えて貰ったりと可愛がられた。お母さんと仲良しになれた。

15才のディクシーの目にも、プレスリー家は自分の家とは少し違うと感じる所が有った。

それは、父親のヴァーノンだった、酒飲みでもなく勝手な振る舞いもしないし優しい父親だったが、この家族の中では部外者のようだった。「Elvisとお母さんはお互いを愛し合い尊敬し合っていたけれど、お父さんに対してはそうでもなかった」

家庭も少し違っていた、ディクシーの家庭は世の中を友好的に見ていたが、プレスリー家は世の中を疑わしい目で見ているとディクシーは感じた。
開放的な家庭と閉鎖的な家庭、Elvisには親戚以外の友達はいなかった。
しかし、そんな事より若い二人は会っているだけで楽しかっただろう 
お互いの家の玄関のポーチに座って、Elvisはディクシーの為に、「トゥモロウ・ナイト」や「マイ・ハピネス」などの甘いバラードを歌ったりした。
店ではミルクセーキを注文したり、彼女の家から少し離れた公園のベンチでデートをした。
もっと大きなデートは、北メイン通りで、映画を観る事だ。つましいデートだったが、とても楽しかった事だろう。
ピーター・ギュラルニックの文章を追っていると、二人の弾む心が伝わってくるような気がする。

まあ、順調に滑り出した恋は、二人に結婚を意識させる所まで行ったらしい。

もちろん喧嘩も有った、もうお別れとなっても、結局、ディクシーが家に入るか入らないうちに、Elvisが戻って来るのだ。
二人は別れる事なんて出来なかった。
いつしか結婚の話をするようになり、二人は家族に祝福されたいと思った。

教会に行き、映画を観て、Elvisは同級生に彼女を見せびらかしたり、故郷の町に帰った時にもディクシーを連れて行った。
自慢したかったのだろう、都会で学び、可愛い彼女を連れている。俺を見てくれよと言うような気持ちだったのだろう。
やがて、もっともっと歌を歌って聞かせてくれるようになり、彼女はElvisがとても音楽が好きで、一度聴いた曲はほとんどピアノで弾けると言うことも知った。
「何でも一緒にやりました、何でも話しました。Elvisは私に誰にも言っていないに違いないと思う事を話してくれました。でも心の中の大きな望みは喋らなかったのかもしれません』、
それはかけ離れた夢のようなものだったから、それはいつか歌手になると言う事だったと私は思う。

Elvisがこの年下の恋人に、どれほど心を開いて打ち明け話をしたのか、彼の内気な性格を思うと私まで嬉しくなってしまう。
母親以外に初めて、自分だけを見つめてくれて自分だけを思ってくれる人が出来たのだ。

ラジオ局に放送を見る為に行く事も有った。ディクシーは初めてだったがElvisは慣れていて、ジェイムス・ブラックウッドにちょこっと挨拶をして、前方の席に座る。音楽が始ると、Elvisはじっとしていられなくて指で椅子を叩いたり足が動いた。
ディクシーの母親はそれが気になって、文句も言ったりしたが、彼女は必ず恋人を弁護した、が、困惑もした。
こう言う仕草は多分、誰もしなかったのだろう、だから人前ではしないで欲しいと願った。
この下り、ディクシーの健気さが解る気がする。

時々Elvisの従兄弟と遊ぶ事も有ったが、そう言う時、Elvisは従兄弟とふざけ合い、何か解らない冗談を言い合っていた。
ディクシーがのけ者にされた気持ちになったのも解る気がする。

「お互いに全く水入らずになっているのに、Elvisを照れされるのは簡単になっているのに(彼ほど簡単に照れる子はいないと思っていた)私は部外者になった気がした」
そうは思いながら、ディクシーはElvisの生来の優しさと二人だけの夢と自信を思い出す。
「Elvisは見かけ倒しではなかった、見せかけの人じゃなかった、優しいって事が解る、謙虚だってことが解る。人に嫌な思いをさせまいとしている事が解るんです」

デートの最後は公園だった、幾晩も二人は公園に来た、仲間と一緒でも、従兄弟と一緒でも、二人だけでも。
湖を見渡せる休息所は、コーラを買ったりジュークボックスを聴いて踊ったり出来る所だ。
駐車場には10組くらいのカップルがいて、Elvisはギターを取り出して車にもたれて弾き始める。
「内気と言うのではなく、声をかけられないと駄目だったんです、押しつけになるのが嫌だったんだと思う。
誰もそんな図々しい事しなかったんです、ポピュラーな曲とか、古いブルースをあれこれ歌いました、古いスピリチュアル風なのも。おかしな事にはじめからElvisはみんなを圧倒するような所があって。みんなが変身させられてしまうような感じなんです。注目させるような事はしていないのに、皆がそう反応する。〜〜〜いったんElvisが歌い始めると、皆が興味を示すのです。ハミル牧師が教壇にあがるとみんなの注目を引くみたいに、Elvisにみんなの目が行くんです」
「皆、うっとりしてしまって。。。。メンフィスの住民全員を相手にしてだって歌えたと思う」 


その時ディクシーの頭に有ったのは、とにかくリヴァサイド公園にいつまでも行き続け、Elvisが自分と友人を相手にいつまでも歌い続け、いずれ結婚してそのまま人生が続くと言う事だった。LASUT TRAIN TO MEMPHISより

この二人の事は、ギュラルニックの著書の中でも、一番好きな所です。
だからどうしても長くなる (笑 まだ続くのだ)
まだまだ、一般人だったElvisの生の姿を一番良く知っているディクシーの話は、微笑ましく、健気で、可愛らしい二人が浮き彫りにされています。

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by hanarenge | 2016-03-04 21:58 | Elvis | Comments(0)
2016年 03月 03日

Elvisの事(ディクシーとElvis 1)

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Elvisとディクシー・ロックの事を書こう。

互いに初恋と言ってもいいほどの二人だと私は思う。

この二人が出会ったのは、Elvisがまだサンレコードで初めてのレコードを自費で作る前の事だサンレコードでデビューする前だ。


訂正です 1953年の夏に$4で一枚のアセテート盤の録音をしています。(曲名は My Happinessと That's When Your Heartaches Begin)

Elvisは、1954年の1月に再び定期的に教会に通い始めたが、その教会にはディクシーも家族と通っていた。

ディクシーはまだ15才、明るく魅力的な女の子だった。

ボーイフレンドはいたけれど別に特別な事は何も無かった。

そしてその教会の聖書教室の勉強で初めてElvisと出会ったのだ。

新しいその男の子は、ピンクと黒と言う「変な服装」で髪は長く油ぎっていてそわそわと落ち着かず、何とかグループの仲間に、なりたがっているように見えた。

他の子たちは皆その子の事を笑って少しからかったけれど、それは外観の事だった

聖書の勉強については真面目そうだった。

とにかくすごく皆とは違っていた。

他の男子は父親の複製みたいだったけれど。

でも、ディクシーには、もっと別の点で違っていた。

「よく見ると、あのときでも本当に内気だった。

奇妙だったのは、人の注意を引く為なら何でもするくせに、本当は周囲の人に対してと言うより自分に対して何かを証明したいって感じがした事です 心の中で自分は人とは違っていると解っていたんだと思います。

初めて会った時、他の人とは違うってわかった」

Elvisの印象をディクシーはこう述べている。

変わった格好の変な男の子と言う皆の見方に対して、ディクシーには、真っ直ぐにElvisの事を見る目があったのだと思う

1月末の日曜日、ディクシーは女子グループと次の週末の事を大声で話していた。それは男子のグループに聞こえるようにだった、いや、その中のElvisの耳に届けたかったからだ。

Elvisが来るなんて保証は無かったし、ディクシーは、自分でも図々しいと思ったけれど、どうしてもElvisに会いたいと思ったのだ。

女の子は時にはとても狡猾だ(良い意味で)

そして週末にスケートに行った時、リンクの近くにElvisが立っているのを見つけたのだ。

だけど彼は滑らなかったらしい(滑れなかったと言う方が正しいのかも)

では、何故そこにいたのだろうか?

もちろん、教会での会話を聞いての事だ。

Elvisも、きっとディクシーの事を気にかけていたのだろう。

だが、後年のElvisからは想像出来ないが()その時の彼は、ディクシーに話しかける事が出来ずモジモジとしていたらしい。

と言うか、何気ない風(を装いながら)でフロアを見下ろしていたらしい。

この気持ち解るなあ!

可哀想になって、ディクシーから自己紹介をした、らしい。

そして、やっとElvisがコカコーラを飲みに行くかいと誘ったので、二人はリンクを離れた。

背の高い、はにかみ屋のElvisと溌剌としたディクシーが目に浮かぶようだ。

もちろん二人とも内心はドキドキしていたと思う

まるで重荷を下ろすのを待っていたかのように、二人は話し続けた。

もうフロアの方には戻らなかった。

その子は、「ソングフェロウズ」の一員になりたい事を話した。

ブラックウッド・ブラザーズは百人からの聖歌隊でメンフィス中に知られていたのだが、ブラックウッドの甥のセシル・ブラックウッドが

この教会(Elvisやディクシーの通う神の集会教会)の牧師の息子のジミーと一緒にソングフェロウズと言う若手カルテットとでも言うべきものを始めていたのだった。

Elvisはゴスペル歌手になりたかったのだと思う。生涯を通じて彼がゴスペルを愛した事は良く知られている事だ。

とにかくその日の最初のセッションは午後10時に終わったが、ディクシーはいつものように他の女の子の友人と一緒にバスで帰らなかった。

Elvisが二回目のセッションに残らないかと聞いて、彼が側に立っている間にでたらめの電話番号を回して家に電話する振りをした、(家に電話が無い事を知られたくなかったからだが、遅くなる事を隣に住む叔父夫婦に説明しなくてはならなかった、教会で出会った素敵な男の子の事を話して遅くなる事も話した)

ディクシーはそんな事をするのは初めてだったが、あれこれ考えない事にしたそうだ。

でも、その後二人は2回目のセッションには残らなかった。

電話の後でElvisがドライブに誘い、通りを走りながら話し続け、Kと言うドライブインでは、ミルクセーキとハンバーガーを食べながら、延々と話し続けたのだ。

Elvisがこんな風に話した事は、グラディスを除けば、初めての事ではなかっただろうか。

とにかく、意気投合したのだと思う。

Elvisは乗って来たリンカーンのドアを開けてやりながら自分の車ではない事を丁寧に説明したそうだ。

(これは自分の車を持っていなくても付き合うつもりが有るのかどうか知りたかったからだとElvisが後で説明している)

ここの下りがとても良いなあ。

真面目で不器用なElvisが目に浮かぶ。

そして、食事をしたドライブインの駐車場で、二人は初めてのキスをした。

それは貞淑なキス、愛をこめたキスだった

お互いにすっかり夢中になりどちらにも初めての経験と言う感じであった。

家まで送ってディクシーが車を降りる前に、また週末に合う為に電話をするとElvisが囁いた。

こんなに遅くなって、父親にきつく叱られる(殺される=比喩的に)と思ったが、そんな事は気にしなかった。

ディクシーは、間違いなく恋に落ちたのだ。

LAST TRAIN TO MEMPHISより


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by hanarenge | 2016-03-03 22:49 | Elvis | Comments(0)