まねきの上がった南座
東西の人気役者の名前がずらりと並びます
櫓です
師走の京都は 華やかでした 南座の顔見世は そんな雰囲気をいっそう盛り上げます
舞台の上で繰り広げられたお芝居や華やかに美しい舞踊 堪能しました
しかしですよ 少し不細工なことだなあと感じたこと
まず 午後4時15分の夜の部の開演に 南座が開くのは午後4時なのです
午前の部の終演は午後3時を回るのですから
荷物を預けたりお弁当を買ったりなんかしていると時間がなくなるのです
時間が来れば(席に着いていようといまいとかまわずに) きの音がカーンと鳴ってはじまるのですから せわしないことこの上もないのです
結果 午後の開演時間前にあの四条の南座前に人が一杯並ぶわけです
少しでも早く中に入りたい 心理です 誰だってあわただしくバタバタしたくないのですもの
そして 午前の部を観終った観客が そこへ 出てくるわけです
せまい 南座の正面玄関は大混雑 松竹座のように 出る観客と入る観客を別けていないのです
早く入ろうと 無理をする人もいます 押されて大変です
せっかくの顔見世 この 劇場前の風景だけは いただけません あきまへん
高い観劇料金を取っているんですから この辺をもう少し 考えてくださいな ね 松竹さん
それと 最後の源氏は あっという間に終わってしまって 物足りませんでしたわよ
こんなお菓子もありました
芸子さんや舞妓さんからの ご贔屓の役者さんへのご祝儀 なんでもこれは「たけうま」と言うそうです
これは 多分 京都だけの風習でしょうか 松と竹で 風情がありますね 一般のお花よりも素敵だと思いました