急峻な坂を登りきった所に、明日香の岡寺があります。
石楠花の小道、折からの夕日が、映えます。
石楠花の小道を抜けて、見下ろすと、お寺が見えます。
境内の中にも石楠花は咲いていますが、お寺の山にはもっと咲いています。
パンフレットによると、西国三十三箇所 第七番札所 東光院 龍蓋寺(りゅうがいじ)
663年 草壁の皇子のお住みになっていた岡の宮を、仏教道場に改め当時の仏教指導者であった義淵僧正に下賜されたとある。
僧正は優れた法力の持ち主でもあり、農地を荒らす悪龍を法力によって小池に封じ大石で蓋をした。この伝説が岡寺の正式な名称「龍蓋寺」の原点になっている。
尚、本堂前には龍蓋池もある。
こうした伝説から、鎌倉時代には旧暦二月(現在の三月)の初午の日には必ず岡寺に参詣したと「水鏡」の記録もあるほどだとのこと。
一枚目の小道を振り返ったところ。
ここから三重宝塔まで、小道は続きます。
文明4年(1472年)の大風で倒壊してより、実に510年後の昭和61年再建がなった三重宝塔
三重宝塔の前から、西側を望む。木立を透かせて見えるのは橿原神宮の方面でしょうか??
ずいぶんと日も傾いて、緑も暗くなりました。
前にこちらへ来たときは、境内に、大人しい猫ちゃんがいましたが、今日はどちらかへお出かけのようでした。
若葉の美しい岡寺 皆様も明日香へお越しの折には、坂を上がって、いらしてみてくださいな
大人しい猫ちゃんが、出迎えてくれるかも、知れません。
参道の道には、小さなお店もあります。葛とかお蕎麦とか色々お土産も揃っていましたよ。