マフィアを描いた映画で 私的双璧は「ゴッドファーザー」と テレビドラマの「ザ・ソプラノズ哀愁のマフィア」だと思う
で この映画 数日前に iTunesでレンタルしました
静かな映画 いや静かでもないが
静かな印象を受ける映画コーエン兄弟の映画だが興行的には赤字の映画だ
観ればなぜ一般受けしなかったか 解ると思う
主人公の行動が理解しづらい一面がある
禁酒法時代の東部アメリカ
強烈な印象を残す例えばゴッド・ファーザーのマーロン・ブランドのような俳優は出ていない
ファッションはお洒落でnice
主人公はガブリエル・バーン
そして主人公と友情で結ばれているボス役は アルバート・フィニー
それから悪魔的な卑屈さの演技が素晴らしい バーニー役のジョン・タートゥロ
ボスと主人公の間に立つ女は ミスティック・リバーのマーシャ・ゲイ・ハーデン
彼女の勝気な印象が良い
勝気な姉が庇うのが 卑屈で卑怯な弟のバーニーなのだが。。。。。
これが絡んで話は思いもかけない方へと
蓄音機から流れるダニー・ボーイ
その歌に乗ってのマシンガンでのものすごい撃ちあい
その時のボス役のアルバート・フィニーの格好いいこと!
クスッと笑える場面もあって コーエン兄弟だなあと!!
筋書きは割愛
男は女を愛し 女も男を愛した しかし女は規定路線の男の求婚を受け入れる(それは安定を意味する)
(女は男の元から去ったと言うより 去るべく自分を追い込んだのだ...........と私には思えた)
ボスの戻って来いとの懇願も断った男は一人残される 友情は終わったのだ
(ボスは何があっても主人公の男をかっている 多分 人間として好きなのだ)
そしてどこかでこうなるとは解ってはいたが 恋も終わった
あくまでも淡々と流れる映像が美しい
吹き替えが野沢那智 1990年の映画です
私としては珍しく吹き替えで観ましたって。。。。
単に間違ってクリックしたんですってば 笑