心の万華鏡  

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2017年 09月 10日

雑感 1

世の中には情報が飛び交っている

これは何も現在だけのことではない

ずっと昔から情報は溢れ 飛び交い 至る所に落ちていたのだ

だが その情報を 現代のように手に入れたり 活用できるわけではなかった

あるコミュニティのみ あるグループのみ などに限定され活用されていたのだ

伝わることはもちろんあるが それは今ほどのスピードではなかった

テレビという手段が出てからは早くなったけれど それも話題になったものだけだ

そして受け手が見ていなかったら 知ることは不可能だ

今はインターネットだ どこのどんな情報でもWebに載りさえすれば そしてそれに興味をもって知ろうと思えば 知ることは可能だ

有益になったと思う

ついつい検索サイトで興味のあることを検索してしまう 

文字の断片でもいいのだ 検索サイトはあっという間に候補をあげてくれる

これを始めると時間があっと言う間に経つ

代替医療



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長々と前置きを並べたけれど言いたかったのはこれの事

健康は世間一般大衆の一大関心事 王侯貴族でも 市民でも 健康を願わない者はいない

一律に寿命が決まっていたら? ある年齢に達すれば ○○になって死ぬと決まっていたら?

いやそれでも代替医療は必ず出てくるだろう 現在のような形ではなくても


この世でたった一つだけ確実なものがある


それは 生まれた者は必ず死ぬということだ

しかし誰しも健康に生きたい 

そんな願いに寄り添うように 代替医療があちこちで見られる

曰く これで癌が治った 曰くこれで難病が良くなった 曰くこれでアルツハイマーが軽くなった

ダイエットはこれがいい 肝臓にはこれがいい 腎臓にこれが効く 

勿論正しいと言うかまともな代替医療は昔からある 

今 私が言うのは インチキな代替医療のことだ

一大産業にのし上がってきた この産業 

こんなことでいいのだろうかと常々思っていた

私が好きだった 千葉敦子さん 彼女はもう亡くなったが 癌になってニューヨークに転居して治療しながら いろいろな情報を発信し本を出版したフリーランスの記者だ

その彼女が自分の癌について 治療や日頃の経過などをまとめて出版した時

日本から どっさり 代替医療の本や様々なサプリメントが届いたという

彼女は 心配してくださるお気持ちは嬉しいが 私は最先端の治療を受けている このような物は不要だと

彼女ほどの強い気持ちを持てればいいけれど 人は何かにすがりたくなるものだ

辛い治療 先の見えない葛藤 生きたいと願う気持ち 誰しも一緒だ

まして 若ければ尚更だ まさに藁にもすがる思いだろうと思う

そこで代替医療だ 

私はこれで治りました 本人がインタビューを受けている写真まで載っている

しかしこれが本人かどうかこちらには知る由はない 

よくよく読むと 小さな字で個人の感想ですと書いてある

効くとも効かないともあいまいに小さな字で書いてある

法律上で決まっていることはなるべく小さく書くのだろう

選ぶのもご自分で 使うのもご自分でというわけだ 自己責任でどうぞと

治る 効く 痩せる とにかく目立つのは大きな字で書いていることばかり

ありとあらゆる病気や痛みが楽になるという宣伝文句

これは詐欺以外の何物でもないと思う しかしうまくすり抜けているのだ

私の書き方が一方的に過ぎることは承知している

今 まさに 代替医療を続けておられる方も 考えておられる方も ご家族もおいでだろう

その方々や いいと思っている方々を批判するつもりは全くありません

これは私個人の考えです

私には95歳を迎える母がいます

その母を見ていて感じるところもあります

この前 本が届きました

これを読むきっかけになったのは

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これです 「母さん、ごめん」


作者の父親が癌でした

父親は 病状が深刻になった時 治療を拒否 自分のやりたい事と言うかやり残した始末を
つけて 来るべき日を見据えて 友人達に別れも告げ 自分なりに終活をされた様です
本人は淡々としていたというが 家族はたまったものではなかったと
その気持ちから良いと言われる代替医療を父親に勧め 様々なサプリメントも購入したのだとか
父親は家族への気遣いからか そうかと黙って飲んだとの事

しかし一切効かなかった

作者の母親が認知症を患っているのだが やはり友人知人から様々な代替医療の類を勧められたりいただいたりしたそうだ

その中でこの本を読むと目からウロコなので 是非にと勧めている

当たり前なのだが 代替医療は効かない

一種のプラシーボ効果は得られると思う

それは良いと思うが 如何せん費用対効果が高い

無駄遣いとまでは言わないが お見舞いなら現金がいいと書いている

私もそう思う 

私は 身内の入院を通して実感しました



代替医療は どうやって大きな産業になっていったか

そこにあるのは やはり金と欲

政治も巻き込み セレブとテレビを巻き込み大々的にキャンペーンを張り 米国食品薬品局=FADの規制をひっくり返す

私が一番腹のたつ思いをしたのは 子供を持つ親の弱みに付け込むようなサプリメントや代替医療の売り込み方だ

自分の子供に何かしら障害があったら

不治の病になったら

何としても治してやりたい一心で 既存の治療を受けながらも代替医療に目がいくだろう

西洋医療で回復の見込みはないと言われても 代替医療で治ると言われたら?

そんな親の気持ちに付け込むやり方が一番許せない

ハーブや鍼 多種多様なビタミン 背骨矯正?他には?もうありとあらゆるものが揃っている

鍼について言えば 経絡(ツボ)は もともとは中国の川の流れだそうな

それはまあ無理からぬことだと思う 千年?も前には人体の中など分かるはずもない

それに気(生命エネルギー)を組み合わせたものだと私は理解しているのだが

生命エネルギーって明確には何よと

何かよくわからない わかったようでわからない

鍼を打った時 痛みが消えた 楽になった と いうことはある 私も経験した

これは 脳内から痛みを和らげる物質(人間の脳って本当にすごい)が 抽出されて それで痛みが消えるのだそうだ

セロトニン アミノ酪酸 エンドルフィン等々

これは経絡には一切関係がなく 皮膚の下どこでもいいから鍼を打って(さした)も 効果は一緒だと

こういうことを書くと 東洋医学の方(鍼灸)からお叱りを受けそうであるが

読んでいて目からウロコの感覚だった (私も鍼は納得していたから)

代替医療で 気分が良くなり 痛みが軽減し その結果 病状に対して気持ちの余裕が出るのはとてもいいことだと思う

しかし これさへ飲めばとか これさえ守っていればとか こうあるべきとか やらなければならないとか思い込むのはとても危険だと思う

例えば Aと言う疾病には Bの薬が効く 或いはこの術方がいいとか 治療の方法だ

それは動物実験から人に対しての治験を経て 効果の程を科学的に実証して初めて世に出る

他の医師あるいは医療施設での治験でも当然同じ結果が出る

代替治療にはそれがない

体験談はある だが科学的に客観的に実証できたかというと疑問だ

そういうことは行わないのだ

科学的に実証できないということは これを進める或いは実践している「医療施設」や「医師」が一番知っていると思う

知っていて(も)売り込むのだ 

受けての私たちも しっかり調べないといけないと思うのだ

『代替医療は存在しない』 『効く治療法と効かない治療法があるだけだ』 

本書の最後にはこう書かれてある


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by hanarenge | 2017-09-10 00:36 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)
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