心の万華鏡  

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2017年 01月 13日

Spotlight

この前光テレビのデジタル配信で(レンタルしました)
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非常に意義のある映画だと感じる。
アカデミー賞を取ったと聞いて(作品と脚本の部門)(アカデミー賞ってアメリカ映画の健全な発展を目的に、キャスト、スタッフを表彰し、その労と成果を讃えるための映画賞なんだからさ)
だからこれがアメリカ製作というのが私にはちょっと嬉しい。
もう何年も前に、ネットニュースかBBCだったか忘れたけれど耳にして、確かこの問題をBBCのハードトークでも取り上げていた
それをちょこっと記事に書いた覚えがあるが、何せ見出しをなんてつけたか、どのカテゴリーかタグか思い出せない

アメリカ合衆国のボストンで発覚した、カトリックの神父による児童への性的虐待。
始めは小さなコラムで扱われただけの記事だった、そして、その問題は、ボストンの社会の裏では有名なと言うか、知られた事件だった。
つまりは、人々の居間やキッチンでひそひそと囁かれ、こっそりと広がるが決して表には出ない話の種類だったのだ。
しかし、新しい編集長がニューヨークから来て、この町にしがらみのない彼の指示で調査し連載することになった。

スポットライトとは、ボストン・グローブ紙の少数精鋭の記者たちが、関心の高いテーマを徹底取材して、長期に渡り報道するコーナーなのだ。

これは実話である。

ボストンはカトリック信者が多い町だ。カトリックの教会はこの町に於いて無視できる存在ではない。影響力がすごく大きい。

事件の背景としてボストンは、都市部に住む380万人のうち200万人以上がカトリックで、米国で唯一人口の半分以上がカトリック教徒を占める大司教区の要であり、全米で最も政治家、警察、法曹、企業の重役に信徒が多く、これまで聖職者の不祥事の隠蔽に大なり小なり協力的だった、ということが挙げられている

そんな、ボストンの教会で、あるいは、サマーキャンプで勉強会で学校で、神父が信者の子供に性的な悪戯をしていた。

一人の神父の名前が挙がる ジョン・ゲーガン。これは実名である。

映画でも、このジョン・ゲーガン神父に悪戯をされたと言う訴えが上がるシーンがある。
しかし、その声がちゃんと取り上げられることはない。賠償金という形で示談して、しかも示談の項目には守秘義務を入れるのだ
口外したら示談金は没収する。

更に痛ましいことに、ゲーガン神父が狙ったのは貧しい母子家庭が多かった。
父親不在の家庭には、頼るところといえば教会の神父様、なんでも相談できる優しい賢い神父様。
小さく無垢な心の子供は、これは懺悔だからママにも誰にも言ってはいけない、神様に愛されなくなるなどと脅される。

しかし、やはり、こんなことは黙って済まされることではない。教会には苦情が寄せられる。
その度に教会は、教区の枢機卿は、ゲーガン神父を移動させるのだ、
苦情→移動、苦情→移動とたらい回しにしたその先でも、何と数十年にわたり神父は性的虐待を繰り返す。
事件が明るみに出て、名乗り出ただけでも200人を超えると言う。

しかも、ゲーガン神父だけではなかった。アメリカ中のカトリック教会で、同じようなことがず〜〜〜〜〜っと以前から起きていた。
そして、教会の上層部は。。。。。。。もちろん知っていた!!バチカンも知っていた!!
しかし、隠蔽されてきたのだ。

そして、この問題はアメリカのみならず、全世界で起きていたのだ。ず〜〜〜っと起きていたのだ!

アフリカで、ヨーロッパで、アジアで、日本で!世界のそこらじゅうの教会で。

神と信徒をつなぐ神父が、その裏では恐ろしい忌まわしい唾棄すべき行為を繰り返していたのだ。

そして、おそらくそういう神父達もその昔同じことをされたのだと思う。

純粋に神を信じ、教会と神父を信じる子供達は、そのスタートから躓いたのだ。
彼らの心には大きな深い傷が残った。何も信じられなくなった。薬に溺れ自殺するものも大勢いた。
長じても、人との関係をうまく結べない、そして自分を恥じている。
彼ら彼女らには何の落ち度も罪もないのに!

教会はこの問題からとことん逃げた。教会と自分の地位と名誉(あるのか?)を守り、神父は移動させるか、休暇を取らせた。
被害者には知らぬ顔をしたのだ。当の神父はどこの教会でもまた同じことをした。臭いものには蓋だ。
この恐ろしい構図 この恐ろしい身勝手、この恐ろしい思考、これは何なのだろう。

私もやられた、お前もやられた、これは伝統だとでも思っていたのか?????わからん!さっぱりわからん!
これは病気だ。ペドフィリアと言う病気だ。非常に厄介な病気だ。


カトリックの方がプロテスタントよりもこういう事件が多いと聞いた。
それは、カトリックは妻帯を許していないからだと聞くが。

性的虐待の加害者である神父にはとことん甘いが、同性愛者は即刻破門するし、中絶擁護派にはとことん厳しいし、妻帯したら破門。
神様はそんな教えをしてるんかい????違うと思うけどなあ。
カトリック教会の意識は奈辺にあるのだろうかねえ


非常に気分が悪く胸が痛いが、レンタルしてフロム・イーブルを観始めた。

発覚して初めて、教会もバチカンもちゃんと取り組み始めたと聞くが。。。。

それが今もちゃんと機能していることを強く願う。
きらびやかな装飾や美しい賛美歌の陰で、またぞろ恐ろしいことが行われていない事を強く願う。

以下 参考リンクです。
フロム・イーブルの「扱われる議論」の項目のところに、それこそ唖然とするような、しかしさも有ろうという胸糞の悪い記事があります。
しかしこれが現実なのです。








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by hanarenge | 2017-01-13 22:20 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)
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