大雄苑を見ながら、法堂に。
双龍図を見上げる。
白い雲の中で舞う龍、立体感がある
尚この龍の絵は『平成14年(2002年)創建800年を記念して「小泉淳作画伯」筆の双龍が描かれた』建仁寺HPより参照
まだまだ新しいのだ!知らなかった。
法堂は昭和2年に上棟とある。以前はどうだったのか。この天井に800年も何も描かれていなかったのだろうか。ある意味それもすごいと思った。
龍の爪は5本ある。
これも後で調べていて解ったのだが、妙心寺などに代表される古い時代の龍は3本の爪だ。
中国の皇帝にも関係しているのではと言う記述がこちらに有る。
興味深い話だと思った。もう現在ではそんな枷はないものね。
角度を変えて
阿と吽の双龍は、仏法を守っているとの事。
「正面須弥壇には本尊釈迦如来座像と脇侍迦葉尊者 阿難尊者が祀られてある」建仁寺HP参照
堂内にも柔らかな光が射し込む
法堂の南面
その下に
南側の三門か
白いゴマのようなものは、ハムシ?ウンカ?天気が下り坂の時に、明るい日向でこのように虫が舞う。
子供の時から、良く見かけた光景だ。
大書院のガラスケースに収まる風神 雷神の屏風
こちらは玄関で風神 雷神と共に迎えてくれる。
龍の襖絵
座禅の部屋の襖絵
お座布の行列は座禅の為だった。
双龍は、描かれて、まだ日も浅い。
絵の具も美しく、高い天井にあっても龍の迫力が良く伝わってくる。
どうかすると、龍が浮き上がって見えるのだ。
双龍がこれからも、ずっと建仁寺の天井で舞う事を願って、そして後世にも皆に愛されてほしいと願いつつ法堂を後にした。
ここで、一言。
やっぱり私的には、龍は妙心寺に限る。
あのキュートなめめには誰も勝てないのだ^^♡