2013年 10月 25日
18代目中村勘三郎 彼が、はかなくなったのは昨年の12月だ。 野田版の鼠小僧、このシネマ歌舞伎を見逃していたのだが、再上映される事となった10月。 そもそもシネマで歌舞伎の第一弾なのだ。 松竹のシネマ歌舞伎 野田版鼠小僧に詳しく載っています。 ナンバパークスシネマに10月20日、用心棒と。 余談だけど、木も草もそれなりに大きくなって、パークスはなかなかいい感じになっていますよ。 珍しく、席は満員。 漆黒の闇の江戸の空、時は12月24日、甍の波が見渡す限り広がるその下で、追いつめられ傷を受けた鼠小僧は、もう、己の命は消え行くのみだと荒い息の下で思う。 いつしか白い雪が降り始める。瓦の上に横たわった鼠にも雪は舞落ちる。 「ちくしょう!俺が棺桶屋の三太なれば、誰も俺の言う事など信じやしねえ。鼠小僧なれば信用するのだ。あの大岡忠相が妾を囲い、あろう事か無実と知りながら辻番の爺さんを縛り首にした。。。。 だが、それを誰も信用しねえ、俺が嘘をついたと思ってやがる。。。。」 お白州に引き据えられた鼠小僧は、清く正しく美しく?大江戸の奉行所に輝くスターの大岡忠相が、実は、貞女の誉れ高い若菜屋後家お高を妾として囲い、辻番の與惣兵衛を無実だと確信しているにもかかわらず、縛り首にした事を、忍び込んだお高の家で知ったのだ。 そして、そこで、正直者として長屋の皆にも評判の高い與吉が、お高の間男で、おまけにとんでもない食わせ者である事も知るのだ。 しかし、捕らえられて裁かれているのは鼠小僧の三太。 大岡は三太に言う。 『こりゃ鼠、そちがお高の家で見知った事を黙っているなら、お前の罪を見逃してやっても良いぞ。じゃが、もし真実を言うたなら。。。。解っておるな?』 三太はケチな棺桶屋、銭を人に施せば死んでしまうと口癖の奴。そんな三太がひょんな事から鼠小僧になって。。。。。。。 スクリーンに大写しになる勘三郎、彼は本当に花のある役者だった。 色気もあった、可愛らしかった。 勘三郎が出て来ただけで、もうくすくす笑えて来る。なにかしら嬉しくなる。舞台がぱっと華やかになる。 スクリーンを見ながら、もう二度と彼を生で見る事はないのだ。舞台に勘三郎の演し物がかかる事はないのだと思うと、涙が出て仕方が無かった。 もっともっと勘三郎の歌舞伎を見たかった。。。。。。。。。残念でならない。。。。。。 勘三郎の高杯 貼ります。 どこが法善寺や!!と思いはった?もうちょっと待ってね^^。 映画に行く前に腹ごしらえよ。 用心棒とランチに行ったのは、家の近くのスーパーの専門店街にあるお寿司屋さん。 赤出しが付いて¥780だったかな、もちろん回っているのではなく板さんが握ってくれるお店です。 お得感あるっしょ!! ネタの幅が狭なった。。。。用心棒は言うけど、ほんまかいな?????笑てもたわ。 ぶ====== 上映まで時間潰した喫茶店(スターバックスではないけど同じようなチェーン店) これ失敗、二度と行かへんと思います。 もうちょっと足伸ばしてナンバの地下へ行ったら良かった。 見終わって向うのは じゃーん、こてこてのカオス 蟹道楽の通りからちょっと入って。 2002年の旧中座からの火事ともう一件2003年にも火事が有ったんやな、2003年のはもう忘れてた。 法善寺に来たら、ここは絶対ね。 順番を待って、お参り〜〜〜〜あ~~ら♪ぶれてる♪ぶれてるお不動さん。 背中の火炎がらしくない???無理か。 このお不動さんにお参りしたら、手塚治の、「どろろ」に出て来る苔で覆われた石のお不動さんもどきの話を必ず思い出す私。 カップルもお参りお参り。 小さい横町にお店がひしめく法善寺界隈。 ここの雰囲気は瓢亭のあるお初天神の路地にも似ている。 まずは、正弁丹吾亭(しょうべんたんごてい)ちょうどお店の人が表に出たはった。 曰く 明治26年(1893)創業。織田作之助の小説「夫婦善哉」にも紹介されている同店の名前の言われは、“正(ただ)しく”“弁(わきま)える”“丹(まごころ)ある”“吾(わたくしども)”の“亭(みせ)”とか。中座の火災による延焼でリニューアルした店内は、和モダンな雰囲気。落ち着いた店内で名物の味噌おでんをぜひ。OSAKA-INFOから抜粋 なかなか洒落てますやん。な?。 焼ける前の貝やは、障子のある小さな小屋のような店だった。 名前の通り貝だけしかあらしまへん。一個一個注文して、目の前で焼いたりしてくれます。 焼ける前に一度行って、用心棒とバカみたいに食べたら高かった〜〜〜。 ほんで、法善寺に来たらここも押さえな、な?。 行列言うても大した事無いけど並んだはった。 ほんまに小さな店で、ほんまにぜんざいしかあらへん。夫婦善哉です。 げいのーじんの色紙がいっぱいありました。 私は、夫婦善哉は森繁と淡島千景のしか観てへんけど、藤山寛美のもあるんやねえ。 NHKのドラマは観ましたで^^。 そんで。 柳吉が蝶子に、ここの善哉は一人前を何故二椀にしてあるかを真面目に説明する下りを思い出して食べました。 柳吉が言うたんは当てずっぽうやけどな。 久しぶりに食べた善哉、やっぱり美味しかったわ。
by hanarenge
| 2013-10-25 20:52
| 映画あるいは読書&ドラマ
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