八月も過ぎてしまいました 暑くて暑くて嫌いな夏ですが こうして過ぎていくと物悲しい気分になるから不思議です
八月の終わり 預かった孫ちゃんと屋上で花火をしました
線香花火の小さな火の玉は 弾けて 花になります
火薬の匂いが 遠い記憶を呼び覚まします
お盆を過ぎた頃 庭先で父とした小さな花火 線香花火の煌めきがまぶたの裏で生き生きと躍動して
私の夏の終わりを思い出しました
真剣な顔で花火をする 孫ちゃん
彼の5才の夏が 終わろうとしています 夏はこれからも巡り来ますが 二度とない「5才の夏」
彼の可愛いめめに どんな花火の煌めきが刻まれたのかしら