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心の万華鏡  

見逃すことは痛恨のはずですぞ

[第9地区] 痛くて汚い映画です ロマンなんてありません

アバターもハートロッカーもそれからアバターを軽く上回ったと言われる
アリスワンダーランドも目じゃないです

まず、事件はおきてしまったこととして関係者のインタビューを織り込みながら
速いスピードで展開していきます

南アフリカのヨハネスブルク その上空に巨大な宇宙船
じっと静止した宇宙船に乗っているのは 宇宙人
中々出てこようとしない宇宙人にこちらから会いに行ったのだが
中は暗く蒸し暑く 不潔極まりない環境 その中にいたのは
信じられないような格好の難民化した宇宙人
20年前30年前の出来事でした

それから 異星人は「エビ」と呼ばれて、政府の委託を受けたMNUの管理下に置かれ
汚い難民キャンプ=スラムに閉じ込められています
エイリアンはどんどん増え、当たり前のようにいざこざは起こり 地球人は 汚いエビを排斥しようとします。
(海底を這い回ってゴミをあさるエビと言う意味での蔑称)
地球人は、その醜い格好ゆえに彼らを嫌い、差別します。

このエイリアンたちに対しての全ての権限を持ち(生殺与奪までの力を持つ)MNUが
これは 国家のお墨付きのある大企業です きっと献金額もものすごく 天下りもバンバン
MNU=国家と言う位置づけもあります(現実にアメリカどの大企業を思い浮かべました)

エビを新しい難民キャンプに 強制的に移動させるため 一人の男を見せかけの責任者に選びます、
彼は抜擢されて有頂天です 軽い乗りで 広報のインタビューに答えています
どうせ スラムで大人しくしているエビだ 俺は上手くやれるさとほくそえんでいたのでしょう

彼 ヴィカスは忠実にノルマを果たし にこやかに(威圧的に侮蔑的に あるいは騙くらかして)
難民に 移動するためのサインを迫ります。
法的手順を踏んでいると言うのは、あくまでポーズ 軍隊の銃と力でねじ伏せるのです
しかし、捜索しているぼろ屋で、黒い液体を浴びてしまいまうヴィカス
彼の身体に思いもかけない変化が起こります

国家の(大企業)の歪み 身勝手 冷酷さ それはグロテスクなまでに病んでいます
それがどんどんあらわになります

この映画が描いているグロテスクな国家は決して空想ではありません
第9地区はかつてのアパルトヘイトであり 難民キャンプでもあります

故郷の惑星に帰りたい 宇宙人の子供は言います

人間と異星人 かすかな希望が見えたと感じました それがないとあまりにも・・・・・・・・
第9地区の過激な描写は この21世紀を迎えた地球の世界でも有ります

いつの間にか 決して好きにはなれないと思った宇宙人と いけ好かない奴と思っていたヴィカスを応援している自分がいました
金属でできた花 その花を作っている一人の「男」最終シーンは胸を打ちます

見応えのある映画でした 見逃したらそれこそ後悔すること請け合いです 一食抜いても見て下さいなんてね

第9地区公式サイト
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by hanarenge | 2010-04-18 23:58 | 映画あるいは読書&ドラマ | Comments(0)

 心模様の一こまを・・   れんげそう