心の万華鏡  

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2009年 12月 07日

故郷の情景 雪の朝

d0027244_038541.jpg

        1971 1 12 と写真の裏にある

私の実家の庭というか表から向かいを撮ったもの  撮影は 多分 弟

棚田が上から下まで広がっている 

この頃は 冬ともなると この様に真っ白に雪が積もった

もっと幼い頃  雪の積もった朝 誰も通っていない下の田んぼのあぜ道に一番の足跡をつける為におろしたての長靴で  歩いたものだ
田んぼには 朝日が当たってキラキラと雪が輝いて とても眩しかった

長靴の下で 雪が キュッ キュッと音をたてた  ふんわりと柔らかいかと思うと 一晩たった雪は表面が硬くなり ザック ザック ザッと鳴るのだ

長靴はゴムで出来ているから だんだん足先が凍えてくる 長靴の上から雪が中に こぼれて入ってくる

靴下が濡れてとても冷たい そうなると もう 雪の散歩も楽しさが半減 私は 輝く雪原(大げさに言うと)を
恨めしげに見て 火鉢で足を温めるために 引き返すのだ

向かいのお家は いまも このままにある 変わったのは 木がとても大きくなったこと 田んぼは次々と杉山に 変わったこと

この写真のように見晴らしはもう利かない  写真の左側の中ほどに見えている県道も 向かいのお家の下を通る県道も もう見えない 杉林ばかりしか見えない 
見晴らしの利いた 美しい棚田も 何もかも 山になってしまったのだ  私の故郷は 消えて行こうとしている

古い写真は スキャナで取り込んで デジタル化して残そうか・・・ それとも 思い出の中に生かそうか・・・
        
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by hanarenge | 2009-12-07 00:57 | 心模様 | Comments(6)
Commented by yoas23 at 2009-12-07 02:08
「♪うさぎ追いしかの山~」ですね。
子供の遊び場がたくさんある風景・・・それが今では山に帰ったのですね。
祖先の手で切り開かれた土地が何事も無かったかのように元に戻って行く・・・
ただ木が針葉樹に変わるのは余計に寂しく感じられますね。
人の手が、植林によって何かとんでもないような悪いことをしたような・・・

想い出はやはり心の中ですが、時に思い出す際にモノクロの1枚があれば・・・
Commented by hanarenge at 2009-12-07 09:14
♪ yoasさん  上手いこと仰いますねえ、本当に。
>想い出はやはり心の中ですが、時に思い出す際にモノクロの1枚があれば・・・
本当にそうです、一枚の写真から広がっていきますものね^^

私たちの先祖がここに住み着いて、田畑を一から切り開くのにどれほどの年月と労力、情熱が要ったことでしょうか。
おそらく50年位前までは、この景色もそうそう変わってはなかったと思うんです。
この50年で、日本は劇的に変わりました、寂しいような、切ないような・・・

母たちも、懸命に、杉を植えました、でも、結果はご覧の通り・・・・・
植林は豊かさをもたらしてはくれませんでした。
悪いことをしたような結果になりました。寂しいですね。
Commented by gyuopera at 2009-12-07 16:37
蓮華草さん、こんにちは。
古い写真、やっぱりスキャナーで取り込んでおいて残しておくと、思い出も一層鮮やかなものになると思います。
人間の記憶ははかないもの、このごろつとに思います。
私もブログは自分の記録のために書いているようなものですが、あとで見返して、写真のおかげではっきりとよみがえってくる、とてもありがたいです。
Commented by hanarenge at 2009-12-07 17:31
♪ gyuさん こんばんは^^
コメントを有難うございます。そうですね、確かに こうしてデジタル化しておくと、写真の劣化もありませんし、いつでも見られますものね。
gyuさんも、思い出のお写真 スキャンされてましたよね 可愛いお譲ちゃんでした^^。
自分の記憶のためというのは、本当にそうですね。
自分史になりますね。細かいことまで蘇って、その日の匂いとか手触りとか、思い出すこともありますものね。
Commented by ぐ~ at 2009-12-08 20:54 x
長崎は、山と海が近いのでこんな風景はあまり見ません。
でも、家と田畑の感じが懐かしい風景ですね。
雪も、薄っすらしか降りませんでしたが、踵の後ろの方がすっと流れた感じで、その濃淡を眺めてました。
1971年って、最近のように感じるんですが・・・万博の翌年ですね。
もう40年近く前のことですね~。何してたかな~。
Commented by hanarenge at 2009-12-09 11:05
♪ ぐ~さん、コメントを有難うございます、とっても嬉しいです^^。
長崎と言う響きが素敵です。うちのように山の中ではなく海に開けていると、もっと明るい感じですね。冬も暖かいですね。
この頃の田舎の風景は、だいたいこの様な感じだったのでしょうねえ。
そうそう、昭和で言うと46年です、万博は遠足で一回だけ行きました。
沢山のパビリオン 沢山の外国人 人・人・人・・・・・・見たいパビリオンは長蛇の列でした。あの頃は、日本人の意気込みが健気に感じられた時代でしたね。
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